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自分の癖、どうやって生かしていく?

初めまして。SWY32の岡崎千波です。
現在、大学生で居酒屋のアルバイトに勤しんでいます。

船に乗っていたのはもう5ヶ月前。
船を降りて1番に感じたことはどれだけ閉鎖された空間にいたのか、でした。
豪華客船とはいえ、40日間ほとんど移動手段が自分の足かエレベーターだったので、そう思うことは無理のないことだったと思います。本当に特殊で非日常的な環境でした。


プログラムが終了して久しぶりに繁華街にあるアルバイトに行くとき、色んな飲食店から漂う美味しそうな匂いにさえ心が動かされたほど日常が恋しくなっていました。
(あれ?自粛期間と似てる?……いやいや、圧倒的に密でした笑)

でも、そんな閉鎖された空間であっても多くの人と出会い、密なコミュニケーションをとることで “Who am I?” をより理解して、肯定的に捉えることができたと思っています。

ちなみ2

その1つが、他人の言動を分析する私の癖についてです。
幼い頃から、人の表情や声音には敏感で、言動には表れない深層心理を探ろうとしていました。(きっと、嫌われたくなかったんだ思う……)

結果、それは他人の内なる欲求の把握に繋がって、その欲求に対応できたこともありました。でも、もちろん良いことばかりではありません。
自己主張する力も備えていなければ、人の欲求を満たすことばかりに気を遣って人より疲れてしまうからです。また、洞察力や観察力に関して人より長けているかもしれない一方で、本当に的を得ているかどうかはわかりません。

例えるなら、私は常に相手の体に聴診器を当てて、心の声を読み取ろうとしている感じです。もちろん聴診器では心の声はわからないように、私がどれだけ考えていても相手の気持ちは私の憶測でしかありません。

ちなみ3

じゃあ無駄なのか?

私は今まで経験してこなかった長期間英語だらけの環境で、共通言語によって気持ちを伝える大切さを知ったからこそ、そう思うようになっていました。

そこで、それにNOを伝えてくれたのが、一緒に色んな活動をしていた仲間たちでした。

「コミュニケーションって言葉だけじゃないんだよね。それを音楽で伝える人もいれば、ダンスで伝える人もいる。俺は音楽もダンスもできないから、言葉に頼りがち。でも、言葉で何もかも伝えてくれる人って実はそんなに多くないからこそ、その感性だとか洞察力は大切なんだと思う。」

これは、コミュニケーションについて話していた時に、ある参加青年が教えてくれたことです。

普段、第二言語の英語を使う環境にいないからこそ、いきなりこの環境になって、私は英語という言語にしか注目していなかったのかもしれません。
文化も言語も多様な世界船で、共通言語である英語は確かに重要でした。
ディスカッションでは伝えたいことが伝えきれなかったり、セミナーでプレゼンテーションをする時は伝わっているか少し不安だったり。

でも普段の生活を考えてみると、会話は少ないものの出会う度に名前を呼んでハグしてくれる人がいたり、とある外国青年の英語を聞き取れないことが多くても、それでも彼は今でも連絡をしてくれたり。

言葉だけではない私の人間性を見て、関わってくれる人の存在は安心感を与えてくれました。彼らも私同様、人の言動を分析して、様々なことを察知していたのかもしれません。

ちなみ4

もちろん、英語をはじめとする言語の習得は、可能性を広げるために私にとっては必要です。
でも、コミュニケーションでは言語が全てではないからこそ、他人の言動を分析する癖が強みになることもあると思うのです。

世界船は、
「更なる自己理解、そしてそれを肯定し、どう生かすかを考えるきっかけ」に繋がりました。

人生を変える経験は乗船しただけで得られるものではありません。
(まあ、人生における価値観とかってそんな簡単に揺らぐものじゃないんですよね、うんうん)
だから、出会いを引きつける力や行動も大切だと思います。
私はこの経験で得た気づきや学びを、まだまだ長い人生の航海に反映していきたいです。              

                           (2020/7/20)

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