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セミナー出演時の設営 2023

コロナ禍が明け、現地に出向く「リアル」のセミナーのお仕事が戻りつつあります。

先日、次のようなツイートをしたところ、個別にいろいろと質問などをいただいたので記事にしてみました。

MacBook Pro

2021年発売のM1モデルを使っています。SSDは4TB。

OS

もう少し、macOS Monterey(12)を使い続けたい。
実は、果敢にmacOS Ventura(13)を導入していこうと思ったのですが、数日でギブアップしました。現在では、ずいぶん枯れてきたとは思いますが…

Apple Silicon

Intel時代は録画しながらだと、しんどかったのですが、Apple Silicon(M1とかM2のこと)以降、まったく問題なくなりました。

最近出たMacBook Air 15インチも魅力的ですが、ポートが少ないのネック。そして、macOS Monterey(12)をインストールできないので却下。

Roland V-02HD

受講される方が座っている状態でスライドの調整をしたり…は避けないものです。

そこで、プロジェクターとの間にRoland V-02HDというスイッチャーを入れています。これによって開演前や休憩時に主催社のロゴやイベント名などを掲示したり、(こころゆくまで?)スライドやサンプルファイルの微調整が可能です。

Roland V-02HDによって、次のようなアウトプットが可能になります。

  • 2系統のHDMI入力を切り替え

  • 2系統のHDMI入力をミックス(ピクチャ・イン・ピクチャ)

  • 暗転(黒を表示)

  • 記憶させたビットマップ画像を表示

MacとiPadの切り替えに難儀されている方にも絶好の設営プランですが、いかんせん、ある程度の設置場所の広さが必要。

「ライブ配信をやろうと思って買った、ATEMが眠っているな〜」という方は、ATEMでも代用できます。

Stream Deck

デモ関連のユーティリティの切り替え用に利用しています。

現在、使っているユーティリティ類

  • DemoPro:画面上に書き込み

  • PinPoint Pro:マウスポインターのまわりに黄色い○を表示(※現在、入手不可)

  • Keystroke Pro:キー入力を視覚化

  • Mousepose:スポットライト効果

  • ScreenPointer:大きな指差しに

  • Snipposé:画面の一部を切り取り拡大表示

ヘッドセットマイク

多くの会場にはハンドマイクが用意されていますが、ヘッドセットを使いたいのでワイヤレスシステムと一緒に持ち込んでいます。
(さほど動くわけではないので、ワイヤレスである必要はそんなにない)

マイクはaudio-technicaのBP892cというものを愛用しているのですが、Amazonはおろか、audio-technicaのページから消えてしまっています。

実際には手持ちのマイクの方がデモ操作のスピードが落ちるので、セミナーとしてはちょうどいいのですが、やっぱり両手が使える方がラクです。ジェスチャー的な動きもできますし。

スピーカーとiPod

セミナー開始直前まで、会場の雰囲気作りに勝手にBGMを流しています。休憩時や終了後にも利用。物理的なアウトプットの穴があるiPodを持ち込んでいます。

また、デモ時にムービーを流すことがありますので、そのアウトプットを利用できるように簡易ミキサーでまとめています。

「今ならBluetoothでしょ」と思う方が多いと思いますが、次の理由から使いません。

  • スピーカーのON/OFFに出る効果音が不要(異様に大きいですよね…)

  • 接続の時間やトラブル、接続の手間

スピーカーは会場にあることが多いのですが、外部入力が不可だったり、音量のコントロールがしにくかったり…等々、持ち込んだ方がシンプルです。正直、重いけど…

アーカイブ録画用のマイクとカメラ

カメラもマイクもMacBook Proについていますが、次の理由から使いません。

  • 内蔵マイク:不要なノイズが乗る

  • 内蔵カメラ:見上げる画角になってしまう
    (演台によっては顔の一部しか映らないことも…)

ただ、実際にはバックアップとして録音・録画してます。

そこで、持ち込んだマイクとカメラを使い、ScreenFlowで録画しつつ、終了後に前後をカットするなどの編集。書き出しまで20分くらいで完了できます。

  • Apogee MiC(USBマイク)

  • Insta360 Link(カメラ)

Insta360 Linkの高さ調整のための簡易三脚も一緒に。

ScreenFlow

スクリーンキャストに特化したアプリ。
バージョン1は2008年のリリース。かれこれ15年以上使っています。

Premiere Proで頑張っている人は、ScreenFlowに乗り換えた方が幸せになります。Mac App Storeでも買えますが、アップデートに対応できないので、Telestreamから購入するのが吉。サブスクでなく買い切りで、2年に1回くらいアップデートがあります。

以前のライブ配信でデモしたものがあるので、ご覧になってみてください!

アーカイブ

追ってプレイバックしながらレビュー(反省会)するために自分の記録用、および、セミナー依頼者に提供しています。

多くの場合はリンクや補足を含めたNotionを用意し、そこに埋め込み。

まとめ

「Macひとつで乗り込む」のもいいのですが、いろいろ考えて現在は上記のような設営を行うことが多いです。

「荷物多いよね…」

はい。
予備のケーブルなどもあり、キャリーが埋まります。

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