Google スプレッドシートの隠しキーボードショートカット
Google スプレッドシートとExcelには、〈表示形式〉を変更するキーボードショートカットが用意されています。
control + shift + 1:カンマ区切りの数字
control + shift + 2:時刻
control + shift + 3:日付
control + shift + 4:金額
control + shift + 5:パーセント
Macでもcontrolキー
Macでも(⌘でなく)controlキーです。controlキーはMacだけにある4つ目の修飾キー。
ちなみに、Excelではキーボードショートカットにcontrolキーを多用しています。
Google スプレッドシートだけの仕様
ところが、Google スプレッドシートのみ、control + shift + 1キーを実行すると、小数点以下、2桁がついてしまいます。
毎度、[小数点以下の桁数を減らす]ボタンを2回クリックして修正するのは面倒です。
この解決について考えてみました。
Google スプレッドシートがサポートしているサブメニューのキーボードショートカット
Google スプレッドシートは、Google スプレッドシート内のメニューバーにアクセスするキーボードショートカットを持っています。
このキーボードショートカットを実行したときのみ、メニューコマンドに単一のキーボードショートカットが表示されます。
今回の課題は、N→1で実現できます。
数字(N)
#,##0(1)
ただし、「#,##0」以下、3つは流動的に変わりますので、常に[1]では使えるわけではありません。そのため、この方法はうまくありません。
Click at Found Image?
「Click at Found Image」を使って[小数点以下の桁数を減らす]ボタンをクリックすることも考えられますが、ブラウザーによってUIの再現が異なるようで苦労します(しました)。
→ 「Click at Found Image」を使うのはやめました。
メニューを開く
Google ChromeとSafariでは、option + /キーでGoogle スプレッドシートのメニューバーのすぐ下に[メニューを検索]が開きます。
Firefoxではcontrol + Q
control + option + Zキーだと、すべてのブラウザーに対応
[メニューを検索]に「小数点以下の桁数を減らす」というテキストをペースト入力し、returnキーで実行。これを2回繰り返すことで、小数点以下を非表示にします。
全容
「垂直方向下・はみ出す」から「垂直方向中央・折り返す」
Google スプレッドシートではデフォルトで「垂直方向下・はみ出す」が設定されています。そのため、「垂直方向中央・折り返す」に変更する操作を年間20万回くらいやってきました。
とりあえず、「下揃え」はないですよね…
自分の課題のネタ帳に「Google App Scriptでがんばる」が君臨していいたのですが、こちらもサブメニューのキーボードショートカットで解決できました!
SUM関数
「ExcelにあってGoogle スプレッドシートにないキーボードショートカット」の代表選手、SUM関数です。
こちらも同様のアプローチで解決できます。
オートSUM
Excelの場合、連続したデータに対してオートSUMを実行するのは3つの方法があります。
計算対象のみを選択
計算対象と合計を入れたいセルを選択
合計を入れたいセルのみを選択
一方、Google スプレッドシートは、計算対象のみを選択したときのみが理想通りオートSUMされます。
ご参考
ExcelやGoogle スプレッドシートでセル内改行を使用しているとき、コピーするとセルの先頭と末尾に「"」が付加される問題については別の記事で取り上げています。
その他
ダウンロード
3月20日にアップデートしました。
4月20日にアップデートしました。