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sea .(動悸)

宝石箱みたいに きらきらしていた

沈む夕陽が眩しくて 視界がくるくると踊る

貝殻からはまだ波の音が聴こえていて

その頃白い雲のベッドでは鳥たちのサーカスが行われていた

ぼくは鼓膜を通る程の大きな鼓動に耳を澄ます

心音が大きくて、呼吸を急かされる

歩くリズムがあまり上手く取れないな


少しだけ、ぼくは苦しいのかもしれない

生きているから分かるんだ

いきているから

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