単なる自己防衛か?それともアートか?
コロナ社会のご時世になり、各地で自宅での巣ごもり生活を
強いられている。
そこで、多かれ少なかれ話題となっていることがある。
それは、ストレスや怒りの吐き出し方ではないだろうか。
私のストレス解消法は
「 ピアノワンマンライブ」だ。
巣ごもり生活で、ピアノを披露しているユーチューバーんの姿を視聴
する機会が増えた。
さすがに、音大を出ている訳ではないので
バリバリのクラッシックの技術を要する曲は無理だ。
自分でいうのも何だが子どもの頃から少しだけ聴力に長けていた。
なぜこうなったか?
子どもの頃に目の手術で危うく失明しかけた。
それから少しばかりか他の人よりも見えない時期をすごしたからだ。
通常は内科病棟等ならば入院生活中はテレビでも見てすごしたからだ。
物が見えにくいという困難と眼圧が上昇し気持ち悪くなる恐怖と背中合わせの日々だった。
そこで、気を紛らわす娯楽の手段となったものがラジオだ。
この生活で培ったものが、聴力だ。
そのため、いわゆる「耳コピ」でピアノが弾ける特異体質がもれなく自身の特典としてついてきた。
最近は、弾きたい曲があるとユーチューブを見ながら
一時停止してはまた聞いてを繰り返して音を拾い上げ伴奏をつける。
もちろん、ご近所迷惑になるのでイヤホンは欠かせない。
昭和歌謡から映画音楽やCMのサントラ、
時にはハードに『うっせぇわ』や『紅』など…
弾き出したら止まらない。
最近気が付いたことがある。
それはストレスのたまり度合いと選曲、時間。そして、アレンジ具合だ。
ストレスがたまっているとよりハードな曲をチョイス。
さすがに、XのYOSHIKI氏のように
ドラムセットを破壊
(そもそも、ドラムセットが買えるほどリッチじゃないし
YOSHIKIじゃないから全然アートに見えないが…)
ユーチューバーの広瀬香美氏のように
ピアノの鍵盤を思い切り強打して脱力状態
と、そこまでハードじゃないけれど
より鍵盤のタッチに力がこめられる。
よく言えば、ストレス解消か?
人間に備わっている
「自己防衛本能」が
まともに機能している証拠ともとれる。
ピアノを弾きなが
「これって、昇華じゃーん」
「芸術は爆発か?」
冷静になっている自分がいることに気が付く。
「現実逃避」
ともとれるかもしれないが
そうやってこれからも
今日、一日を積み重ねて少しずつ前進していくのかと思う日々だ。