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#ボカほめ ありがとう──

この世の中、倍率がどんどん跳ね上がる声優やナレーターという業界において、本人がやりたい仕事にありつけることは、そう多くないと思う。
本人がやりたいかどうかなんて本人しか分からないし、実はやりたくない仕事をやりたい!と表向きでは言っているかもしれない。

まぁそんなことを言い出したらキリがないけれど、ファンとしては「やりたい」と発言する本人を応援する他ない。
僕の推し、鶴野有紗さんが「クリスタ」や「はろみゅ」「ボカほめ」といった番組に抜擢されているのは一重に本人の「やりたい」のパワーだと思う。

少し遡ってみようと思う。
僕が鶴野有紗さんを知ったのは、2019年の10月末。アプリゲーム「CUE!」がリリースされたタイミング。明確にこの人を応援したいと確信したのは同年の12月、大好きなCDのリリイベでした。
そう考えるとぼちぼち5年応援していることになるんですね。時の流れははやい……

昔、コロナ全盛期で何もかものコンテンツが停滞を強いられた時、ちょうどCUE!のライブも無くなってしまったり、お仕事もフルリモートになったり、何かと色々悲しい変化がありました。
当然リアルイベント中心だったコンテンツであるCUE!のイベント事が軒並み無くなることにより、推しの供給を受けることが難しくなりました。

しかしそんな中、鶴野有紗さんは時間を作って夜間(というか日によっては朝まで)インスタでカメラにガムテを貼った状態でプチラジオ的なことをしていました。
その頃、時折ボカロの話題が上がっていたわけです。曲名を出して「あの曲いいよね」「この曲いいよね!」みたいな。この人めっちゃボカロ好きなんだな、昔ハマった曲をずっと聞いてて新しい曲を開拓しない生活をしていた僕は、最近流行っている曲というものをそこで知ったりもしていました。

誰でもいいから付き合いたい、好きなんですよね……って送ったらめっちゃ大声で「誰でもいいから付き合いたい!」って言ってたの、今でも覚えてます。
そんな彼女が、クリエイターズスタジオwith ボカコレに抜擢された時は、震えましたね。
本人の好きが仕事になっている!!!と下手すると本人よりTwitterで騒いでたかもしれません。

そしてはろみゅ。遂にニコニコの機関番組の一つのMCに大抜擢。ニコニコの女(自称)が正真正銘ニコニコの女になって、誇らしかったのを覚えています。

少しでもひとりのファンが騒ぐことで番組が盛り上がるならいいな……ラジオや番組に固定ファンが居るっていうのはめちゃくちゃ大きなことなので、少なくともそれを形にする必要がありました。
そんな中出てきた、歌ってみた課題曲。

僕個人はもう10年以上前、まだ100点の出し方なんて誰もわかってなかった頃、カラオケ採点を研究する趣味をしていたので、人並みに音を取るだけなら出来ました。特に人前にものを出すことに抵抗もありませんでした。
やらない理由がひとつも無かったんですよね。だから25にもなる人間が歌ってみたを始めました。

あれこれやっているうちに、はろみゅ自体にゲストで出演することになりました。連絡を頂いた時、嬉しさとやらかしたなという気持ちを同時に感じたことを覚えています。

推しとオタクの距離感って難しくて、特にいちオタクが目立って物事が好転する印象がなかったので、この出来事で離れていく人なんて居たら嫌だなと思ったりしたわけです。

でも、はろみゅの影響で歌ってみたを始める人がいる、という現実を周知の事実にするためには、出演するのが一番の近道でした。
それはつまるところ鶴野有紗さんがMCに抜擢されたから、という理由を含んでおり、鶴野有紗さんがMCに抜擢されたことを肯定する理由の一つになり得ると思ったのです。

色々理由を並べたてて、推しと喋りたかっただけでは?と思う方も居るかもしれないですし、事実推しと喋るのは幸せな時間ですが、僕は推しと対面すると途端にコミュニケーションのステータスが激下がりする人間なので、出演するまで不安の方がいっぱいでした。

実際は画面越しに何故かこちらより明らかに緊張している推しがいて、謎の安心感で落ち着いて喋れましたが。
もしかしたらそこまで配慮だったのかもしれない。だとしたら凄すぎる。絶対違うと思うけど。

https://live.nicovideo.jp/watch/lv340155217

とまぁそんなこんなで、はろみゅという番組が推しの番組としても、一個人の歌い手としても絶対に切っても切れない関係になりました。


そんな中、初のリアル開催。
ボカほめwithはろみゅという形ではありましたが、はろみゅがリアル開催されることには代わりありません。

むしろボカコレを褒める、が中心に来ている分、純粋にボカロが好きないちリスナーとしてはいつも楽しみにしている放送でもありました。

だのじがっだ……

僕としては推しが好きなコンテンツを褒めるというめちゃくちゃ楽しい番組のMCしてるだけでかなり感無量だったんですが、ボカほめ自体がはちゃめちゃに楽しいので、終始顔面カーネルサンダースでした。

DJで気持ちよくなりすぎたあと、出演された方が順番に紹介される時。

「鶴ちゃーん!」って声が出ました。

「鶴ちゃーん!」なんて今まで一度たりとも叫んだこと無かったんですが、あの場でもし声をあげるなら俺しか居ないよなと。それを置いておいたとしても、このニコニコの空気感でぼかぁ推しの名前ぐらい叫びたいと。

たぶん僕が叫んだと言っても推しは信じてないと思う。もしかすると分かってるかもだけど、それぐらいレアな出来事でした。
ぼかぁ朗読劇のお見送り会とかで「オ、オツカレサマデス……」ってそのまま去ってくような人間やぞ?舐めるな?

……はい。
もう何が何だかって感じですが、要するにボカほめ最高だったなって話です。

普段のツイートを見ていただければわかると思うのですが、僕は気に入った曲をとことん聴くタイプなので、幅広く何もかも聴くタイプではありません。
もちろん知っている曲の幅が狭いわけですが、好きな曲が流れたときの感動はそれはもうやばいわけで。

蒼天のラピスラズリさんをありがとう──
破滅のアビスをありがとう──

ほんとは流れたボカロ曲へひとつひとつ感想を述べてくぐらいしたかったのですが、まだマイリストゆっくり聴き始めたところなので、ぼかれびゅなどしようと思います。

あとちなみにボカロ民族調曲投稿祭、やります。
新作のゲーム出ました。歌コレありがとう。
とかいろいろ宣伝することはありますが、ひとまずこの幸せに浸っていたいと思います。

鶴野有紗さんのオタクより。

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