~今日の一言15~ たったひとりのために (引用:自由人の脳みそ/高橋歩 より)
~今日の一言15~ たったひとりのために (引用:自由人の脳みそ/高橋歩 より)
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元レコード会社プロデューサーの四角大輔(よすみだいすけ)の言葉。
「ミリオンセラーを記録するような爆発的に売れた曲の数多くが、たったひとりに向けて書かれていた」
たったひとりのために、という掘り進め方が、結果として多くの人に届いている。
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以前、歌手のビバリーさんのLIVEを見たことがあります。
その時に感じたことは、
「歌が上手いことと、心に響くことは違う」
でした。
ビバリーさんはフィリピン出身のシンガーソングライターで、ドラマの楽曲にもなった「I need your love」が有名でしょうか。
歌がめちゃくちゃ上手で、特にハイトーンボイスがとりわけスゴイ!
でも正直、最初LIVEを見ているときは「あら、上手」くらいしかなかったんですよね。
でも、LIVEを見ていく中で、たどたどしい日本語でのMCをするわけですよ。
フィリピン出身だから、日本語も一から勉強したんでしょう。
「きっとこの人は日本語が話せないところから、血の滲むような努力をして、このステージに立っているんだな」
とか、
「売れるか売れないかわからない状況で、でも続けるしかないという不安の中でこのステージに立っているんだな」
とか、
その人の裏にあるストーリーを想像しながらLIVEを見たときに、
見え方、聴こえ方が全く違うんですよね。
そんなこと想像しながらだと実際泣きそうになるんですよ。笑
つまりそれって、その人の背景にあるストーリーをしっかりデザインしていくことで、「心に響く」アーティストになれるんだなぁと思いました。
「上手い」から「心に響く」へ。
「たったひとりのために」
という感情が歌詞を具体化させ、イメージさせ、心に深く突き刺さるものになっていくように、
その子の背景にあるストーリーをデザインしていくことで、
たったひとりの誰かの心を動かすことができるんじゃないかなと思いました。
もし、それができれば、
ただ単に何かが上手い人、ではなく、
結果、多くの人の心を動かすことになるんだと思います。
まずは目の前のたった一人のために何かをする。
大きなことを語る前にまずはそこができているべきだなと感じた言葉でした。
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