from ARGONAVISというふしぎなコンテンツとわたし
気の多いオタクである自覚はあります。学生時代からずっとそう。でも、最近はもう年のせいか新規開拓は減ってきました。見知った界隈で見知ったオタクと交流しているのがメインの生活。抱えきれないので、ジャンルとのお別れも数度あります。
そんな中、もう戻って来ないと思いつつひょんなことからまた気に掛かり、そしてまた離れ…戻り…という関係を繰り返しているふしぎなコンテンツがあった。
それが「from ARGONAVIS」というボーイズバンドのプロジェクトです。
20代の青年たちを中心にした5つのバンド(最近1バンド増えた)が切磋琢磨したり揉めたりクソ重過去やクソデカ感情に翻弄されたりするわくわくコンテンツ。早いものでもうプロジェクト開始から6年になる年です。
楽曲リリース、ライブ、スマホゲーム、アニメ、舞台などいろんなメディアミックスがされています。
いわゆる主人公格の、函館出身の5人組バンド「Argonavis」と、その筆頭ライバルである札幌出身の5人組実力派バンド「GYROAXIA」に関しては、声をあてている演者さんが実際に楽器を演奏して活動しています。本業や前職がミュージシャンである演者さんもいますが、楽器の経験がそこまでなかった声優さんや俳優さんもいます。みんな上手ですごいなあ(アホの感想)
他バンドはボーカルのみキャストさんが務め、楽器演奏はサポートミュージシャンのみなさんをつけてやっていますが、こっちのパターンでも世界観がすごくできあがってて良いです。
わたしとこのコンテンツとの出会いは2020年春。
ただいま2024年初春、もう4年になろうとしています。わたしたちはこの4年間、ついたり離れたり、ズブズブになったり「久しぶり~今何やってんの?」状態で何もわからなくなったり、なんかいろんな感じで関わってきました。なんか振り返りたくなったのでこの記事をかいています。
いろいろ紆余曲折などを経ましたがわたしの推しは的場航海くんです(記事ヘッダーの彼です)。航海と書いてわたると読む。おしゃれだな。
彼はハマった初期の推しでした。それから推し変などがありましたが。
最近またリリースされたソシャゲのはじめてのイベガチャSSRを天井まで回しながら、やっぱり君が好きだ…という気持ちになった。
取り急ぎコンテンツやキャラについてはサイトを見てください。
推せる子ひとりはいるはず!!!!気楽に推して!!!!
2018~2019年 ただバンドリが好きだっただけの者
2018年の4月だか5月だか忘れたけれどそんな頃、私はひょんなことからガールズバンドコンテンツ「BanG Dream!」にはまることになります。きっかけはプロ野球パリーグとのコラボでした。贔屓球団の担当の子はどんな子だろうみたいな気持ちで、なんとなくアプリを始めてみたらはまってしまいました。そこから結構やりこんで課金もしていました。
ちなみに推しは氷川日菜です。
なぜバンドリの話から入るのかというとそもそも、このアルゴナビスのプロジェクト自体、当初は「ARGONAVIS from BanG Dream!」という、バンドリ派生のものだったからです。
バンドリにはまってすぐくらいに「男性版」ができるという話だけは聞きましたが、森嶋さんとか橋本祥平くんとか、過去にいた界隈で馴染みのあるメンツの名前を見て「あー懐かしい」って思ってた程度です。(ブシロのカードゲーム界隈とか若手俳優舞台の界隈にいたことがある) だから別にキャラを知ろうとも歌を聴こうとも特に思わなかった。ただバンドリは追っていた。
2020年 梶原岳人という男~第一次沼期
2020年4月、当時ゆるゆるとはまっていたあんさんぶるスターズが音ゲーにリニューアルされ、新しいユニットが追加されました。
そこで出会った梶原岳人くん。若手だけどアニメで主役張ってて、ソシャゲでも名前見たことあったから少し知っていた。
私はあんスタで初めて、彼の「歌」を聞きました。あまりにも好きな声だった。力強くも憂いのある、しかし澄んだ、なんとも味わい深すぎる歌声。あまりにも気に入りすぎてしまった。他に何か出演作はあるのか?できれば歌うやつがいい、と、Wikipediaを開いた。
そこであの「男性版バンドリ」(当時はこういう認識しかなかった)のキャストになっていたことを知る。
しかもツインボーカルのバンドの、ボーカル&ギターの役で。歌が聴ける!こんなに素晴らしい巡り合わせはないと思った。
といっても梶原くんの所属バンドであるεpsilonΦが発表されたのはその年の2月。わたしがググったのが4月なのでまだ登場したてでした。
わたしは思った。「まだ間に合う」と。
そして氷川日菜、ひいては氷川姉妹が好きだった私は「ブシロードの双子」というだけで震えるほどテンションが上がったのを覚えています。ただギスり具合が全然違うけど…
というわけで見ました。コンテンツそのものを知ろうと思って、とりあえずYouTube。アルゴナとジャイロ、2バンドのリアルバンドの映像が上がっていたのでそれを。かっこよかった。曲もいいし演奏も歌もうまい。これまじで最近まで楽器初心者だったひとたちも混ざってるんですか?
特にジャイロにびっくりした。これ初お披露目なん????それにしては各人のキャラの解像度が高すぎないか?私はそもそもジャイロのキャラのことも知らなかったんだけど、なんかこれ見るだけでだいたいのことがわかった。すごかった。
せっかくなので貼っとこ これです
アルゴナのボーカルのいとまさくんが元々歌手だったひとだというので、こっちのボーカルの小笠原くんもその手のひとかなと思ったら音楽活動やったことない声優だって聞いてうそだろと思った。おかしいだろ初心者でこれ…
全バンド最初の曲のアニメーションMVも上がってたし全部ちゃんと見て普通にみんな気に入って、これから楽しくなるぞ~!!という気持ちでいた。もう既にライブとかは開催されてたし、これからもいっぱいあるだろうし。
からのコロナ禍。現場はない。
当時放送されてたアニメ版とか配信番組とかサウンドオンリーライブとかを見ることで命をつないだ。あとずっとファミマのネップリでブロマイド印刷してた。
アニメを見て航海を気にし始めたのもこの頃。音ゲーアプリのリリースがあるそうなのでそれも楽しみにしていた。
2021年 ダブエスがはじまる~記憶喪失期~
2021年1月、スマホゲーム(AAside、ダブエス)がリリースされる。
はじめはすごいがんばった。イベ超走った。だけどなんかだんだん頑張れなくなっていった。システムへのちいさな不満が積み重なったことや、別ジャンルとの兼ね合いもあったんだろうと思うけどよく覚えていない。
そんなわけでなんとなく触らなくなり、私はダブエスを4か月ほどでやめた。当然のようにコンテンツそのものからも足が遠のいた。
それからは何にはまったのかよく覚えてない。多分同じブシロードのコンテンツである「D4DJ Groovy Mix」をやりこんでいたのが2021年です。(ちなみに本家バンドリはすこし前に引退していました)
そんなとき、ダブエスがサ終すること、コンテンツがバンドリから独立し「from ARGONAVIS」となること、これは翌年だったかもしれないけどプロジェクト運営が「株式会社アルゴナビス」という新会社になることを知る。なんかいろいろ激動で、よくわからんが遠巻きに心配していた。
2022年 神盤「Friction」爆誕
2022年はハロオタをしていました。二次元はほぼ触っていません。そんな中、本当になぜかは忘れたのですが「アルゴナビスの全バンドのアルバムシリーズが出ている」ということを知った。アルゴナやジャイロのアルバムは最新のものまで義務のようにチェックしていたけど、他バンドの動向はおさえていませんでした。
「イプシロンファイのフルアルバム」あまりにも甘美な響き。やっときたかという感慨深さもあったので、あたりまえのようにダウンロードして聴いた。
最高によかった。死んだら墓前に供えてほしい。
(あとArgonavisの「CYAN」も供えてほしい)
何せ早い段階でアプリを引退していたので、あまり曲を知らなかった。知ってる曲ももちろん最高だったけど、知らない曲も新曲もどれもよかった。ボーカル二人の表現力と歌ぢからがありすぎる。キャスティング改めて最高。
それからもうずっと聴きました。何なら寝てる間ずっと流し続けたりした。
そのタイミングで年明けにライブがあることを知る。2DAYSでしたが私は同じタイミングにハロコンの現場を抱えていたこと、なによりイプシの曲を聞くことが最優先であることなどを考慮し、DAY2(アルゴナ・ファントム・イプシ出演の日)に参加することをきめた。行動が早い!
2023年 ハッピー初現場と新バンド
2023年1月8日、TDCホール。
「from ARGONAVIS 2nd Live -Rezonance- DAY 2」
満を持しての初現場。3年経つのに。どれだけタイミング悪かったんだ
Twitterに「初現場…ども…」と書き込んだ。
ちなみにこの前日と、当日の昼は中野でハロコンに参戦していたので体力が不安だった。ハロコンは1年ずっと声だしなし着席だったので、突然バンドのライブのスタンディングって大丈夫か?しかも女の子9割みたいな現場も久々だし(ハロコンも女の子多かったけど言うて男女半々くらいだったし)、そもそも二次元関連現場自体ひさびさでは…ってめっちゃおびえていた。
でも始まったら超~~~~楽しすぎて無理だった 無理 なんなら泣いた
3時間近くほぼ立ってたけどアドレナリン出まくってたので全然平気。
Argonavisが私の大好きな「星がはじまる」を歌って始まって、もうこの3年抱いた情愛があふれだした。ああ、ずっと見たかったんだなこれが…と思った。
そしてステージ上の演者は「キャラ」として存在して喋ることをここで初めて知った。いとまさくんは自己紹介で「ボーカルの七星蓮です」と言うし、航海役の前ちゃんは凛生役の森嶋さんのことを「桔梗」と呼ぶ。初現場なのでそんなことも知らなかった。アンコール前の全員集合フリトで初めて演者の自我を出して喋るようになるんだね。そうなんだ~。へ~。世界観徹底してていい。行けなかった現場は拗ねて映像すらもみなかったのでほんとうに知らないんだ…
むしろわたしの行っていた二次元の現場は最初のMCから「○○役の△△です」と名乗ってそれを通している感じのところが多かったので、ここもそういう感じかと思ってた。
この日は下手のベースの真ん前みたいな位置にいたのでかなり前ちゃんを見てましたが、演奏しながらふわっと見せる笑顔をみて「航海がいる………」になったりした。
目当てのイプシはほんとうに魂削られるパフォだったし(オルトロスすごかった)、世代的に刺さるファントムは昔ロックバンドのライブによく行っていたころを思い出してたのしかった。
アンコールの素のトークもたのしかったし、最後の全員ゴールラインもよかった、さいごまでチョコたっぷりすぎる(特に遥にあまりにも入り込んでいた梶原くんがいつものにこにこふわふわで喋ってる姿見て超安心した)。
語彙力しんでてたのしさ伝わらなくない?とりあえず当日ホテルに帰る電車の中で呆然としたまま配信を買い、ホテルで飲酒しながらアーカイブ見て号泣し、その後1週間視聴期限が切れるまで1日2回ずつくらい通しで見てた。年額のファンクラブにも入り、次に備えた。それくらいたのしかった。たのしかったのでオフィシャルライブレポを貼る。
でも、こんなに楽しかったのに2023年は基本的に現場などに縁がなかった。そのあとあんさんぶるスターズにもう一度狂いなおしたから。もうそれ以外はほぼ何もしていない。
そんな中トレンドか何かで見たのかもしれないけど、アルゴナに新バンドが追加されたと知りました。ちらっと見たような気がしますが、よくはわからなかった。ただ「2人組の大人」という情報だけを得た。
なのでもうこの年は最初の1か月以外ほぼ関わっていません。とても濃い1か月でした。でもなんかやっぱり好きなので、相変わらず既存曲は聴いていました。この「なんかやっぱり好き」という感情を4年近く抱き続けることができたジャンルも個人的には稀です。
ただそんなあいまいな関係でいながらも、3月にイプシの単独があると聞いて「うわーッ絶対いく」と思った。
きっかけは常にイプシロンファイ。
2024年 ストレイストライドとかいうやべえやつら~キミステリリースおめでとうありがとう~
年が明けた。3月のイプシ単独のチケットも無事に確保した。
年明けすぐぐらいにFC会報が届いていたけれど、仕事やら帰省やらでバタバタしていたのでしばらく放置してしまった。
1月半ば、部屋を片付けながら、これもそろそろ開けるかなと思って会報を見た。
「めっちゃ好きな顔のひといる 知らない 誰???あっ新バンドのひとか」
それがST//RAYRIDEの淀川麟太郎という男。
なにせよく知らなかったので調べるところから。公式でプロフィールを見る。
「人当たりがよく接しやすいが他人への興味は薄い、天王寺龍介(相方)以外に興味がない」
涼しい顔してクソデカ感情執着系の人間だ!だいすき!もともと顔がすきなんだけど!
そしてそれからYouTubeでMVと紹介動画を見る。とてもよかった。これからたぶんいろいろ明らかになっていくだろうし曲も増えるだろうしライブも増えるだろうし、この世界にはたのしいことしかないな…と思った。
あと2月入って公開されたストストのラジオ(ナイトライド)やばかった。バンド紹介番組としてや、よくわからない本人たちのキャラを知るのにちょうどよかったし何よりふたりの関係性がすごい。ちょうどコロナで熱出して寝てたときだからなんか幻覚聞いてるのかと思った。男同士の深い情愛、絆、おそらくちょっと執着込みのやつが好きな人におすすめ!!!!!!
そういうわけでストスト気になりで出戻ったからこのままストスト推しの第二のアルゴナ人生が始まるんだと思ったら、普通にArgonavisと的場航海のことを好きになり直してしまったのでやっぱり人生よくわからない。
でもストストも大好き。
イプシのライブもあるし(なんなら今週末です、誰か手をにぎっていて欲しい)、年始のライブいきたかったなって歯噛みしてるし、新しいアプリもはじまってやっぱり的場航海とArgonavisがすきだとメソメソしたし、なんか、もう、たのしいなこの沼…もうずっと浸かっていたい。一生ついていけたらなんて今は思ってる(推しのいる生活/キュウソネコカミ)
というわけで次回の投稿では的場航海の話かバンドのArgonavisの話か好きな曲の話をする(未定)
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