大学に行く意味
皆さん、こんにちは。
本日は「大学に行く意味」について話したいと思います。
今の時代、企業も倒産する時代で経済も不安定、大学を卒業して正社員になる時代じゃないと、よく耳にしませんか?
「大学に行く意味」は人それぞれで、学歴、友達、人脈、知識、時間など色々だと思います。
ただ個人的にはあまりしっくりこないと感じます。
というのも、学歴は就活のときには絶大な効果を発揮しますがその後は業務実績や職歴などが重要になるので、新卒のときは重要視されますが、その後は日の目を浴びません。友達や彼女も大学以外で作れます。Facebook等のコミュニティ、マッチングアプリで作れます。知識は本でも読めばなんとなく手に入りますし、今やネットの時代です。オンラインコースやYoutubeで見れる大学の講義も増えました。
ではなんなのか。
それは「大学に行っても何も変わらない」ということを知れること。
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一瞬、こいつ何を行ってるんだと思った人もいると思います。
実は大学に行く意味は「大学にいっても何も変わらない」ということを知れることなのです。昨今、大学の存在意義が問われていますが、大学への進学率は上がっています。昔はレアだった大学進学が当たり前になったとも言えます。優秀じゃない学生も大学にいこうと思えば行ける時代に、あえて行かない子もいるのが事実。そういった18歳、19歳の子をみると、あとで後悔している子が実に多いです。家庭の事情や金銭的な事情で、成績がいい子が進学を諦める瞬間をたくさん見てきました。
「俺も大学にいっていれば」と悔やみ続ける人生を歩み始めるのです。
同級生の大学生に対して「俺も大学行こうかな」とか「大学って意味あるの?」みたいな実際には行動には移さないけど、とりあえず皮肉っぽく言っとくみたいな不毛な会話を始めがちです。その一方で遊んでる同世代を見て、「大学生って本当に気楽だよね」みたいな妬みにも聞こえるマウンティングを日常から口に出し始めます。
一方で、よくわからないけど「とりあえず」大学に入ってみた子は、大学ってこんなものかと、自身の経験として、別に華やかでもないし、大した場所ではないと知ることができるのです。大した場所ではないが、大学生として、それなりに勉強してそれなりに就職します。ただし有名大学ではない学生は就活にもそれなりに苦労しますし、資格の勉強に励んだり、ライフワークとも言える趣味を見つける子もいます。本当に人それぞれです。つまり自分の人生について真剣に向き合う時間を取れるのです。それをモラトリアムと表現してもいいかもしれませんが、とにかく時間はあります。
22歳になったとき大卒問題と高卒問題が如実に現れます。採用口が違う。昇給システムが違うと。もっと言えば30歳以降に賃金カーブに一気に差が付き、大卒の子は恵まれてる”風”に見えてしまう。
しかしこれは誰もが知る事実です。高校の先生も知っているし、企業の人も知ってる。大学の先生ももちろん知ってる。給与体系が違うことと大卒なんて大したことないことを。だけど大卒の人は「大学に行っても意味がない」ことを知っているので、おおっぴらに進学に勧めることもできないのです。
大学に行っても何も変わらない。
何故なら行く人次第だからです。自分の人生をデザインできるのは自分のみ。親でもなく、先生でもなく、自分自身。なので行っても変わらない大学にあえて行ってみてはいかがでしょうか?自分自身で体感する必要があるからです。大学在学中や卒業して間もないときは気づきませんが、働き始めて数年経ったときに「あの何者でもない意味のない時間」が活きる瞬間がきっとある気がするので。
そして本当に意味がないと思うんだったら、休学や退学をしてみることも可能です。日本は文化的に留年に対して、いいイメージはないですが、意味のない大学よりも面白いことがあるなら、それにコミットすべきですし、世の中の偉人や有名人でもけっこう中退してます。
行っても何も変わらない大学で「新しい自分」を見つけてみてはいかがでしょうか?
ではさようなら。
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