福島県田村市地域おこし協力隊 宮之原 尚子
宮之原 尚子 (みやのはら なおこ)
入隊 2023年月～
ミッション 起業型 語学やカフェ事業の立ち上げ
移住前 東京都品川区
資格① 薬剤師
資格② DELE B2（スペイン語の国際検定中上級レベル）
趣味① 旅
趣味② 人の話を聞くこと
趣味③ 聴く読書
自分の思いに素直に生きる
はじめまして！ 起業型地域おこし協力隊の宮之原尚子（みやのはらなおこ）と申します。 神奈川県横須賀市出身ですが、第二の故郷はニカラグアです。ニカラグア人の夫と3人の息子たちと自然豊かな田村市で暮らしています。大学は薬学部卒で一応薬剤師ですが、大学時代に人生初の海外旅行に行って、楽しさに目覚め、「いつか海外に住む！」という思いを叶える手段としてJICAボランティアでニカラグアへ。その後、様々なご縁のお陰で、国連ボランティアと大使館でのお仕事も経験させていただき2018年に日本へ帰国。東京での約5年の生活を経て田村に移住しました。行動力と、運やご縁に恵まれて生かされている39歳です。
起業の原点と移住のきっかけ
私は、夫の母国でもあり、約7年住み第二の故郷だと感じているニカラグアでは国際協力の分野で働き、援助だけでは解決できない様々な現実を痛感し、新たなビジネスや雇用を生み出せるようになりたいという思いがありました。田村市に住む前は、東京都品川区に住んでいましたが、長男が小1の夏休みに千葉県の過疎地域で数日家族で田舎暮らし体験をする機会をいただき、周りが畑と田んぼの古民家で過ごしたことで自然の中での生活に魅力を感じ、移住先を探し始めました。そんな中、自然豊かな田村市に移住して、起業にチャレンジできるという起業型地域おこし協力隊を知り、これまでの思いを形にできるよう語学事業やニカラグアのコーヒーを使ったカフェを創るチャレンジをしたいと思い移住を決めました。
やりたいことがたくさんで走り回る日々
語学事業やカフェ作りのために、外国語や海外のことに興味のある方、子育てや教育に関わっている方の思いや考えを知るために、いろんな方のお話を聞いたり、地域の外国人の方と実際に話したり、料理したり、コーヒーを飲んだり、気軽に交流できるイベントを開催したり、オンラインでセミナーを実施しました。
また、コーヒーを通して、ニカラグアの農家さんや子どもたちに貢献できるよう、現地との直接取引でニカラグアからコーヒー豆を仕入れ、売り上げの一部を教育支援に使っている企業さんからコーヒー豆を仕入れ、都路のよりあい処華さんで出張カフェをやらせていただいてます。
出張カフェでは、市内だけでなく、遠方からのお客様との出会いもあったり、様々なご縁が広がっていき、華さんのような温かく人の繋がりが生まれる場の大切さも感じました。
コーヒーに合わせ、田村の産物を使ったデザート作りにも挑戦しながら、地域にもニカラグアにも貢献できるよう、試行錯誤しています。 田村の方々もとても温かく、お野菜をいただいたり、子どもたちに作物の収穫の機会をいただいたり、自然の素材を使ったものづくりをさせていただいたり、田村ならではの体験の機会もたくさんいただき、移住してきてよかったと感じています。そのような生活や活動の様子をSNS等で発信すると、移住や田舎での体験に興味をもって遊びに来てくれる人もいてとても嬉しく感じます。
日々の生活や活動を通して経験させていただく中で感じる課題も多いので、それらをビジネスとしてなんとかできないか考え、ひとつひとつ事業化に取り組み中です！
私が目指す世界
私は、「誰もが環境に左右されず、自分の意思で未来を創造できる世界」をビジョンとして活動しています。
この思いの起源はニカラグアでも日本でも、環境や生まれた境遇によって、本人の意思に関わらず、生き方の選択肢が限られてしまう現状をどうにかしたいと感じたこと。
そして、ニカラグアに行った当初、スペイン語もわからず、何もできない私でも、温かく受け入れ、助け、応援してくれる現地の人たちがいたことで、不完全でも、カッコ悪くても、様々な挑戦を繰り返し、成長できた経験を通し、そんな心温かい世界の在り方と挑戦のベースになる、愛に溢れる安心な場を世界中に広げたいと感じたことからです。
そんなビジョンの実現に近づくため、語学事業を通じて、ニカラグアでの新たな雇用や働き方の選択肢を広げることを実現しながら、日本では地方も都会も関係なく、多様な人、世界、価値観、文化に触れ、自ら新たな可能性を、事業として持続可能にするために試行錯誤中です。 共感した方は、一緒にビジョンの実現に向けて走る仲間になってくれると嬉しいです！