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福島県田村市地域おこし協力隊 本田進之介

本田 進之介 (ほんだ しんのすけ)
入隊 2024年1月~
ミッション 起業型 田村市にフィンランドサウナを作る
移住前 山梨県上野原市

フィンランドサウナを田村市に作りたい!

はじめまして!
2024年1月に起業型の地域おこし協力隊に着任した本田進之介と申します。 山梨県上野原市出身です。
以前は東京に住み、一般の会社で営業職をしていましたが、やりがいを感じることができず辞めてしまい、生涯を通してやり切れる仕事を探していました。世の中の多くの人の生活の手助けとなることがしたいと考え、自分の経験からサウナに着目しました。 サウナは私にとって、混沌とした頭をリセットし、リラックスと自己を見つめ直す時間を提供してくれるものです。

現在は、「田村市にフィンランドサウナを作る」というテーマを持って活動しています。

今年フィンランドへ行った時。多くの現地の人と話をしました

夢を形に。チャレンジの道のり

サウナを仕事にしようと決めてしばらくの間は、山梨県で開業すべく土地を探していました。 故郷からスタートしたいという気持ちを漠然と持っていたからです。 しかし、後ろ盾がない中での土地の売買交渉・取得は想像以上に険しいものでした。

そこで、県外にも視野を広げ、更には土地探しではなく別ルートもさまざま検討しました。 そして最終的に起業型の地域おこし協力隊という制度を見つけ、今の自分に合っていると感じて応募を決意しました。 その当時、起業型を募集している自治体はいくつかありました。 その中で、都市部からのアクセスが良い・豊かな自然が残っている・雪があまり降らないなどの利点から田村市を選びました。

市が開催する報告会にも参加しています

地域と共にサウナを創る、本田進之介の田村市挑戦記

起業型の地域おこし協力隊は、「いつ・どこで・誰と・何をするか」というのを、自分の考えを中心に決めて毎日活動しています。
ただ、起業・経営の経験がない私たちがその全てをコントロールしてテーマを達成するのは、なかなか難しいものです。 また、ゆかりのない土地で事業を興すには、地域の方々との調整を担ってくれる協力者の存在が不可欠です。

そういった事を主に、創業をサポートしてくれる事業所と、市役所が協力してくれています。 定期的なミーティングや個人面談・メッセージのやりとりなどで私たちのサポートをしてくれるので、とても恵まれていると日々感じています。

具体的に現在は、開業予定地に建物・設備を建てるために日々活動しています。 着任してから現在までの間に、市内のたくさんの土地を視察し比較検討してきました。 その結果理想の土地を見つけることができたので、その土地での開業を目指すことにしました。
地域に住んでいる方々へ事業を理解していただくために、地区の代表者の方々・近隣住民の方々への説明会も行っています。

一昨年フィンランドへ行った時。サウナの後は湖で泳ぐこともあります

サウナの常識を覆す新しい癒しの場をつくる

今後の活動としては、土地の整備・木々の伐採・インフラ整備・建物の建築などが挙げられます。

オープンは2025年中が目標ですが、サウナ小屋はもっと早くに完成させたいと考えています(サウナは建物の中にあるタイプではなく、建物自体をサウナにする予定です)。 オープンする前に、市内の方々に本場のサウナとはどういうものかというのをぜひ体験してもらいたいからです。

皆さんは、サウナに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。 一部の人だけが楽しむ場所・息苦しい場所・熱くて肌がヒリヒリする場所・入り方のルールが決まっている場所、そんなことを思っている人が多いのではないでしょうか。
私も以前はそう思っていましたが、本場フィンランドでの体験を通して、考え方がまるで変わりました。 本来のサウナとは、誰もが平等で、柔らかな暖かさがあり、マナーさえ守ればその人なりの楽しみ方ができる場所です。

しかし、言葉で伝えるだけでは、実際に体験したことがない方には想像しにくいものです。 だからこそ、少しでも興味がある方にはぜひ一度体験していただきたいのです。
市外・県外からのサウナ愛好家だけでなく、市内の方々にも週に1回・月に1回と気軽に利用していただけるような場所を作るのが、私の目標です。


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