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福島県田村市地域おこし協力隊 新井田美菜子

新井田 美菜子 (にいだ みなこ)
入隊 2024年5月~
ミッション 起業型 空き家を活用したシェアハウスとカフェを創る
移住前 埼玉県加須市

資格① インテリアコーディネーター
資格② 宅地建物取引士定

趣味① 民藝、木工品
趣味② 和菓子作り
趣味③ 野草、ハーブ

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住宅の仕事を通して見つけたやりたいこと。

大学を卒業後、住宅業界でインテリアコーディネーターや現場管理の仕事に携わり、子供の出産を機にフリーランスのお片づけカウンセラーとして活動。その傍ら、夫が始めた木工屋さんのデザインやプロデュースを担当。2024年5月には埼玉から田村へ家族5人で移住。 住宅や木工の仕事を通して、多くの人が、 人と人、人と自然の繋がりを求めているにも関わらず、なかなかできていない現状が生きづらさや、孤独に繋がっているのではないかと感じ、ひとりひとりが安心できて、心豊かに過ごしながら、人と人、人と自然が繋がる、シェアハウスとカフェを創ることを目指しています

震災を経験した街だからこそ、自然と人の繋がりが持てる場所を。

お片づけカウンセラーとしての活動を通じて、核家族や単身世帯の増加により、一人ひとりが抱える負担が大きくなり、暮らしを楽しむ余裕が失われて、家族間の関係が拗れたり、孤独を感じる方が増えていることが課題だと気づきました。これを解決するために、私は「シェアハウス」を作りたいと考えています。シェアハウスは、人々が互いに支え合い、協力して暮らすことで、孤独感を減らし、生活の負担を分かち合える新しい形の住まいです。田村市でこの活動をしてみたいと思ったのは、色々な地域をみましたが、移住体験でお会いした田村市の人々の暖かさや前向きさ、地域を大切に思う郷土愛、移住者を受け入れてくれる懐の深さに魅力を感じたからです。ここでなら、しがらみでもなく強制でもなく、ゆるやかに人や自然と繋がり、「暮らしを楽しみ、いざという時には助けあえる」シェアハウスを創っていけるのではないか、また、その活動が地域に活力を与えると確信し、田村市の起業型地域おこし協力隊に応募しました。

飲食の経験を積みながら、地域の方との交流ととして将来の活動に役立てたい

まずは地域の課題と希望を感じるために過ごす日々。

私が着任したのは、起業型地域おこし協力隊という任務です。自らのアイデアで地域活性化につながる事業を立ち上げ、新しいビジネスを創出することを目指しています。地域おこし協力隊の活動を通じて、地域に精通している一般社団法人Switchと、創業支援の専門家であるMAKOTO WILLがサポートをしてくれています。見知らぬ地域での創業には多くの困難がありますが、こうした支援を受けながら、自分のやりたいことに集中できる環境が本当にありがたいです。 現在、シェアハウスの物件情報を集めながら、様々なコミュニティに参加して地域の方々と交流し、自分の活動を知っていただく機会を増やしています。また、シェアハウスに併設する予定のカフェ運営について学ぶため、地域の飲食店で研修を受けています。オーナー夫婦の思いが地域の方々に共感され、多くのつながりが生まれています。研修を通して、飲食ビジネスの学びに加え、地域とのつながりも築けることに感謝しています。

環境の力は大きいと感じます。まずは自宅で事例を作るために改修中

新しいライフスタイルの提案ができる場所を。

「人と人、人と自然」がゆるやかに繋がることで、暮らしをたのしみ、助けあう、食べられるお庭のあるシェアハウスとカフェを形にしていきたいです。しがらみでも孤独でもない、目指すのは「自然と関わりたくなる」関係性。 日常はもちろん、いざ、という時にも助け合えるゆるやかな繋がりを持てる、環境整備とご縁創りができる場所をデザインするために、さまざまなコミュニティに参加したり、創業について学んでいます。大きな震災のあった福島だからこそ、人が生き生きと暮らす場所になって欲しいと思っています。 今は、自己時間で田村市の自然のことや、畑づくりなどの学びをしています。また、地域のカフェでお試し出店をしてカフェメニューの試作を繰り返しています。 何か大きな箱を創って地域を活性化するというよりも、人々の暮らしありきで地域が豊かになるような暮らしのスタイルを作り、「こんな場所に住んでみたい、この場所で何かチャレンジをしてみたい」そう思って自分の人生を豊かに過ごす大人が増えて欲しいと思っています。 そして、そこを拠点に集まる方のご縁が繋がり広がっていくことで、地域がもっと元気になって、生き生きと暮らす大人たちを見て、ここって楽しいな、ここに住みたいなと子供たちが希望を持ってくれるような地域になる一助となったら嬉しいです。

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