縁の下の力持ち、工務店さん
古民家DIYがお店として開店、というひと段落を迎えたところで紹介させてください、
縁の下の力持ちとして支えてくれていた
工務店、佐々木組さんです
古民家発見時、ゴミ山同然だったため
DIYでなんとかリノベーションできる範囲なのか私達夫婦には素人すぎて計り知れませんでした。
そこで以前からお店の構想を相談していた佐々木組さんに古民家を実際に現地で見てもらい、
「DIYいけそうです」
と確認してもらった上で作業を進めてきたんです。
そう、最初のお店の構想は実は自宅裏でした。
自宅裏が割と広いので、自宅に併設する形でお店を作ったらいくらぐらいになるのか…
と見積もりをお願いしたのが最初でした。
しかし1つ問題が発生。
自宅裏は広さがあるのですが、市が保有する緑地帯と併設していて
そこからさらに3m空間を空けないと建物を建てててはいけない決まりがあることがわかったのです。
実は佐々木さんに見積もりをお願いする時点では何件か工務店や建築会社に見積もりを聞いていました。(いわゆる相見積もり)
「自宅裏にお店ですかぁ。油っこそうな案件ですねぇ」(なんちゅう表現や👀)と言われることもある中で佐々木組さんは
「わかりましたー!すぐ現地見てみます」
と二つ返事で駆けつけてくれました。
そして話を聞いてくれる中で、描き起こしてくれた初期の設計図がこちらです。
結局使われることのなかった設計図ですが、
この手描きのスケッチを見た時に引く線にセンスを感じました。
これはものづくりをする上で、
また見る上での私の信条なのですが
作るものに持っている「線」を感じさせるか、
見る人の琴「線」に触れる「線」を引き出して作っているかはとても大事なことだと思っています。
佐々木さんは無意識でもその「線」に触れて描いていると感じ、
何かあったら佐々木さんにお願いしようと決めるきっかけとなりました。
例の市の緑地帯から3m空けるルールのため、店舗としては幅3mの狭小スペースとなるためこの設計図が使われることはありませんでした。(狭さを分かった上で設計図を起こしていただきありがとうございます😭)
それが去年の4月でして、
そこから6月に古民家発見、
そして9月に古民家の契約が進んだので初めて現地を見てもらってから
度々古民家のDIY改修を見に来てくれていました。
佐々木さんには壊れた屋根(下屋部分)の修繕(素人に無理め部分)、資材の発注(建材、断熱材など)、電気工事の手配を主にお願いしていました。
特に資材発注の数量出しはまず計算方法が素人にはわからず(床板や天井裏のベニヤ板、断熱材は何枚必要か、など)
一から計算はとても無理で
佐々木さんに枚数を出してもらわなければ確実に注文し過ぎの危機だったと思います。
そして次に何に取り掛かるべきかの指標決め、夫婦2人で素人ながら次はこうか?あれか?と手探りになるより
プロの目から「次これいきましょう」「DIYいけます!」と背中を押してもらえる心強さ。
暗中模索にならないことがとても大きかったです。
私達のアイデア、やろうとしている事に対して決して否定しない姿勢は私も多くを学びました。
出したアイデアに対して否定で返してしまうことも多い自分、
それに対して決して否定せず後押しか、もしくはよりよいアイデアで返してくれる姿勢は見習う部分も多かったです。
genya.がOPENしてからも度々お客さんとして足を運んでくれている佐々木さんですが、
定期的に子供用向けのワークショップ(鳥の巣箱作り、水道管を使った迷路作りなどその都度様々な内容)を行なっていて
genya.でもワークショップ開催をお願いしていることから
まだまだ一緒にお仕事をする機会はありそうです。