アレサとオーティスのキャッチボール
映画「アメイジンググレイス」感動の勢いで分厚い「アレサフランクリン・リスペクト」デビッドリッツ著に手を出したらこちらにもハマってしまった。
一気にコロンビア時代まで読んじゃったけど、コロンビア期は何度聴いてもピンと来なかったのが、こうした物語の形で読むといいものが沢山あったことに気づかされる。そしてこの、売れてなかった頃のArethaを、Marvin GayeもOtis ReddingもEtta Jamesもみんなチェックしてたことを知るのは面白い。
特に、スタンダード"Try A Little Tenderness"についてのくだりは面白いな。先にカバーしたのはArethaで(1962)、これに痛く感銘を受けていたOtisが更にアレンジを施して大ヒット(1966)に繋がったというのだ。
まずはアレサ版、これは全くヒットせず
そしてOtis版、これはR&Bチャートもポップチャートも見事に大ヒット
そしてArethaはOtisの書いた"Respect"(1965)を見事なカバーを披露して全米No.1に仕上げ返すのだ(1967)。この素敵なキャッチボール。
Otisのオリジナル"Respect"はこちら。これはスマッシュヒット。
これのArethaからの返答がこちら。こちらが全米No.1。
いやぁ、、、ここら辺の解釈力、アレンジ力凄いよね。解釈力のキングとクイーンの素敵なキャッチボール。コロンビア期だけでこの面白さ・・・すでに語り足りないほどだ・・・笑
さあていよいよAtlantic期だぞー
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