アイズレーもカーティスも70年代日本では評価されていなかった
たまにはレコードの話&SOULな話
Isley Brothers の"The Heat Is On" 1975年作
SOUL MUSIC LOVERには言わずと知れた人気盤ですが、もちろん持ってましたが、日本盤は持ってなかったので買っちゃいました。目当てはもちろん、、、日本語解説。そう、俺の認識だとこの頃のアイズレーや #CurtisMayfield は日本では全く受けてなかった。
実際俺も大学の時にアイズレーの話を先輩としたら、博識に見える先輩でさえ
「あ、 #TheBeatles がカバーしてる"Twist & Shout"のオリジナルの人ね」
ぐらいの認識しかなく、ファンク期な60年代後半〜70年代のアイズレーは誰も知らなかった。
ちなみにカーティスは、
「 #JeffBeck と #RodStewart が80年代にカバーしていた"People Get Ready"のオリジナル」
ぐらいの認識しかその先輩は持ってませんでした。
それが月日が流れ、90年代Hip Hop~R&Bシーンでの再評価およびサンプリング、そして日本では #FreeSoul という括りで再評価を呼んだことで一気に広まった。俺はまさにその狭間な世代。俺あたりを境に年齢の上下で評価軸が全く違うのだ。
その証拠となるような文面があるかな?と思って解説を見たら、やはりありました。
以下抜粋
「超ベテラングループ、アイズレーブラザーズは日本ではイニシアティヴを取りにくいグループかもしれません。グラミー賞受賞作「イッツユアシング」でさえも、さほど話題にならなかったグループですから。そのユニークさ故に日本ではひょっとすると実力を認められないままに終わってしまうかもしれません。」
この大ヒットアルバムですらも、その様な消極的な解説を記さざるを得ない程度の人気だったんだということですね。
にしても、、、このB面のメロウ曲たちは素晴らしいですねぇ、、、"For The Love Of You"に限らず全部俺は大好きです。 #ChrisJasper のRhodesのフレージングとコードワークはもう俺の血に流れちゃってると思います。
確かなものという実感があるならば作り続けていれば、
リアルタイムでの評価は得られなくとも
いつか評価されるものになったりする
そんな逸話でした
(SOUL界では有名でしょうけれどね)