すうぃ散歩~鳥取編
鳥取に二泊三日で行ってきました。鳥取は一体何十年ぶりだろう??自分の出身地が兵庫の播州なので、遠足だったりなんだで2回ぐらいは行ったことがあるはずだけど、ライブをしに行くのは初めてでした。これで47都道府県の中でライブをしたことがないのは残すところあと二つ、島根県と和歌山県ですね。数年中にこれはコンプリートしたく思ってます。
で、今回の鳥取の旅がですね、奇跡的な楽しさと心地よさだったので、旅日記的に写真と共に振り返っておきます。
◼︎10月1日(火) 到着&ライブ&DJの日
いろんな先方の都合が重なった結果のようだけど、こんなど平日にオファーを頂くのはめっちゃ嬉しいですね。Ellie( #lovetambourines )との二人ライブの形で呼んでいただきましたが、自分はせっかく久々の鳥取、しかも次いつ行けるか分からないと言うことで一人延泊を申し出ました。宿代は自腹でいいんですが、代わりに夜にでもDJイベントを組んでくれないか?投げ銭でいいので、とお願いしたら快諾してくれまして、結果として宿代と飲み代ぐらい頂戴できて大成功でした。ていうかその前にEllieのライブも平日なのにも関わらず超満員で(狭い店に50名以上!)、めちゃくちゃ盛り上がった良いパーティーになりました。
到着してすぐに連れてっていただいたのが「素ラーメン」が売りの武蔵屋。このさっぱり塩ラーメンな感じが美味しくて最終日もまた行っちゃいました。
そして早速鳥取砂丘へ。そう、この日はど・快晴でめっちゃ暑かったです。俺はなんなら海まで歩きたかったんですが、、、Ellieがこの写真を撮った直後に帰ろうとしたので、砂丘滞在時間はわずか2分でした(笑)
すうぃ散歩恒例のマンホール激写。そう、マンホールはご当地の売りが刻印されているからいいんです。これは鳥取を代表するしゃんしゃん祭りで使われる傘をデザインしたものだそう。
ライブの写真は手元になかったので、アフターパーティの俺がDJをしているところ。いやぁこちらも平日夜なのにめっちゃ盛り上がって楽しかったですね。これにて初日は終了しました。
◼︎10月2日(水) 周遊&飲み歩きの奇跡な夜
この日からもう雨でした。雨でさえなければ、鳥取城に行きたいなと思ってたんですが、断念。Ellieが東京に帰る便は夕方ということで、昼間はイベント主催者にアテンドしてもらい、色々周りました。雨だと色々制約がある中、地元の人も行ったことがないという「砂の美術館」これが想像以上に良かったですね。
ちょうど「フランス展」ということでフランスの歴史にまつわるものを砂で表現したアートが飾ってました。これ、全部砂なんです。なんでも鳥取砂丘の砂は粒子が細かいので、水で固めるとある程度セメントのようになるらしく、このような造形が出来るんだそう。触ってみたい気持ちを抑えるのが大変でした(ダメですよ)
そして個人的なメインイベントは夜の飲み歩きです。まずは地元のレコ屋さんのオススメの居酒屋に行って、ふむふむいい感じと飲んでたんですが、個人的にどうしても「やっぱあの店気になるな」と思って、イベント関係者も行ったことがないという呑龍(どんりゅう)という店に移動しました。ここがまず奇跡的に楽しかったんです。
まずは何よりつまみが美味いのなんの。お通しのホタテの和え物がまずめっちゃ美味くてびっくりして、鳥取〜日本海名物の「もさえび」の刺身を頼んだらこんな沢山、これで800円!
そうこうしてたらレコ屋の前垣さんや、イベント主催のTAO夫妻も合流してくれたんですが、彼らは初めてと言いながらよくよく大将と話してると共通の知り合いがいることがどんどん判明し、そうこうしてるうちにつまみをサービスしてくれたりして、最後はせっかくなのでと記念写真までw
これだけで充分奇跡的に楽しいのに、レコ屋店主が「SWING-Oさんにオススメのバーに行きましょう」と移動し始めたらなんと、昨日のライブとDJをめっちゃ楽しんでくれたご夫妻が飲み歩いているのにバッタリ。しかもそのご夫妻の店「ラスタ」で購入した上着をちょうど俺が着てるもんだから大喜びしてくれましたね。
ラスタのご夫妻と別れてそのまま4人で移動したバー「シック」がまたいい感じでしたねえ。あのディスコのChic、ではなく、「洒落た」という本来の意味のバーです。なぜなら創業が1967年らしいのでChicよりも俺よりも年上ですよ。なのに内装が全く古びていない。ママ一人で回してるお店で、BGMはレコードでカーペンターズがグラシェラスサーナと決まってるという(笑)。
そのあと最後にもう一杯ということで、昨日DJをやらせてもらったお店Rocotoに皆で移動。色々語り合って終了、そして解散。俺はそのままホテルに戻ろうと思った時に「そうだ、鳥取名物の牛骨ラーメンとやらを食べてみよう」とラーメン屋に移動。ま、ラーメン自体の味はボチボチだったんですが、ラーメンを食べ終わって店を出た時に「SWING-Oさん!」と声をかけてくれる人が。そしたら昨日のライブ会場であるイタリアンレストランLeoneの店主じゃないか!適当に飲み歩いていただけなのに、昨夜の関係者全員とバッタリ会えるという奇跡でその日は終わりました。澤田さんありがとうございました。
◼︎10月3日(木) 一人で #すうぃ散歩 本番
既にめっちゃ長い旅日記になっちゃってますが、いよいよすうぃ散歩本番です(笑)。この日も雨予報だったので、車を借りてぶらぶらと思ってたんですが、オチオチしてたら車が1430からしか借りれないことが判明。なので
11時のホテルチェックアウト〜1430までは散歩、雨だけど鳥取城に行こう!1430~17 車でまた砂丘方面に行こう!
というプランにしました。
まずは #鳥取城 、こんなすごい城だと思ってなかったです。日本を代表する石垣の博物館的な城といっていい城であることが行ってみて初めて知りました。天守閣が残ってないんであまり本などで紹介されてなかったからですかね。鳥取城も他の例に漏れず、明治になったときに廃城令と共に天守閣などが壊されたようで、石垣しか残ってません。が、その石垣が本当にすごい。でもって、天守のあったところから背後の山上まで石の階段が続いていて、山頂に本丸跡があるという。250mぐらいの山なので、流石に雨の中は危険なので登山は断念。でも見れた場所だけでめっちゃ感動でした。
何よりまずこれでしょう。丸い積み方の石垣。 #巻石垣 という、ここにしかない石垣だそう。しかもこの場所自体、 #天球丸 という素敵な名前だしね。で、どれだけ城主が美的感覚があったんだろう?と想像してたんだがいざ調べてみたら、痛んできた石垣の修復のための苦肉の策なんだそう。通常は石を一度取り除くなり、その上にさらに石垣を組み直すなりしなければならず、財政的に苦しかった因幡藩が費用をかけずに修復できるように対応した結果なんだそう。いやぁでも素敵な石垣です。
なので記念に一枚自撮りw
ここから山頂まで石の階段は続いているようだが、雨で滑るので、、、断念(涙)
こういう所にある巨木がまた素敵なんですよねぇ。
そして車を借りて向かうは鳥取砂丘。天候は風こそ強くないが雨が止む気配はない。でも風がないなら海岸をうろちょろしてみよう。そして砂丘に着くも目についた「岩戸海岸」という名前の方に惹かれて、そこまで走らせることにした。岩戸海岸直前にこんな、岩の中にお地蔵さんが飾られているところを見つけた。
いいですよねぇ、落ちてきた石が経年風化して、ちょうど穴が空いたような形になっている中にお地蔵さんを作って祀るなんて。自然の雨よけつきだからねぇ。お地蔵さん思い。ここは豊漁祈願の場所でもあったそう。
そして岩戸漁港の横に岩戸神社があったので参拝し、その先を見るとこれまた素敵な巨石が。もう気分はブラタモリ。地球の力、地殻変動の力を感じるミルフィーユ状のこれは安山岩のようですな。しかもその岩に登れるように階段がついているじゃないか。当然のように登ってみるとそこには絶景が荒波と共に広がってました。
いやぁ、、、圧倒されました。この先も階段あとはあるんですが、途中途切れてたりするので、流石に断念しましたが、ここにいるだけで最高な気分になりました。雨は小雨になっていたので、まあまあ遠くまで見れたのも良かった。でも、岩から降りていく頃にはおでこや首だけでなく、頭皮から汗が出てきて、なんだかパワーをいただきすぎたのかもしれないな。
車を返して、あとは空港行きのバスを待つだけ。せっかくなので駅ビルの中にある「砂丘そば」で締めることにしました。これ、そばは普通だけどお出汁がかなり美味かったです。スマホをみたらこの日は二万歩、13km歩いたようです(笑)。
ちょうど個人的に仕事上のトラブルもあったし、友人ミュージシャンが召されたニュースが入ってきたりして、気持ち的にブルーな2泊3日ではあったんですが、人と触れ合い、自然と触れ合い、という時間を過ごせて少しリセットできました。いかなる時も歩みを止めずに、、、そんな三日間を過ごせた鳥取の人と自然に大感謝です。すうぃ散歩人生はまだまだ続きますよw