ジブンの話
はじめまして。そひともみじと申します。
過去のnoteをきれいさっぱり削除しました。前も同じ名前でぽつぽつと何でもないことを記していたのですが、2024年4月に私の中で大きな、そして大切な節目を迎えたので、これを機に過去の私を水に流してしまおうという魂胆です。畢竟、過去の自分が書いた文章たちがあまりにも拙く、読むに堪えなかったためです。私のせいでこの世から消去された表現たち、すまん。今も上手に書けているとは思いませんが。暇がある際にでもちらと覗いてみてください。何をするでもなくただSNSを見ているだけよりは面白いかと。そうでありたい。(「ちら」という表現を使うと「走れメロス」を思い出します。蛇足。)
さて、どうせいちからやるならはじまりっぽい内容を書きたいなという所存で「ジブンの話」というタイトルで書き始めてみましたが、全く何を書こうかは考えていません。世間様に出すような面白い身の上話とか無いし。
(5分ほど思案)
一つ思いついたので書いてみますか。
HNの話
まずHNの話でもしますか。そひともみじとは何ぞやと思った方もいらっしゃるやもしれません。これは所謂アナグラムというやつです。知らない人のために説明しますと、アナグラムとは「ある単語または文章の文字を並び替えて別の言葉や文章に作り替えたもの」のことです。「そひともみじ」並び替えてみてください。「言葉」に関係する単語が出来上がります。
思いつきましたか?正解は
「みそひともじ」です。漢字で書くと「三十一文字」ですね。(変換しようとしたら「味噌一文字」と変換されました。コンピュータもまだまだだですね。)そう、俗っぽく言えば短歌のことです。なんでこの言葉のアナグラムにしたかというと、ひとつは私が短歌が好きだからということ。みなさんも百人一首を一度は百首すべて読んだことあると思います。私の中で百人一首は鑑賞の対象でした。自然を詠んだ歌、恋を詠んだ歌、旅の歌等々、様々な心境を少ない文字数におさめる。語らない美しさを初めて感じました。行間を読む、とでもいえばいいのか。とにかく当時中学一年生だった私は、たった三十一文字(さんじゅういちもじ)に魅せられたわけです。というわけで恐れ多くもこの言葉をHNの元とさせていただきました。みそひともじ、知らなかった方はこの言葉だけでも覚えて帰っていただければこれ幸い、という思いでございます。
ちなみに私が好きな歌は、「しのぶれど…」と「夜もすがら…」の2首です。
後者の歌が好きな理由は過去に書いたことがあるのでそのうち編集して出してみようかな。
そしてもう一つの理由は、私の大尊敬している方が歌人だからです。この表現の仕方に、ん?と思う方もいらっしゃるでしょう。歌人を大尊敬しているのではなく?と。ええ、そうではないんです。私がその人を尊敬しているのは、歌人である部分とは別のところにあるのです。あまり多くは語ることができないのですが(あまりにも個人的すぎるため)、とにかく魅力にあふれた方で、彼に出会って少ししてから彼が歌人であることを知りました。というわけで、好きなものと好きな人の共通項にあった「みそひともじ」という言葉を並べ替えてHNにしました。
というわけで長々とHNについて語ってみました。意外と千字を超えるものですね。レポートもこれくらいのスピードで書ければよいのですが。学術的なものは面白いけれど、まとまらずにただ先行研究を読み漁る時間が大半となってしまいがちなタイプです。もう少し情報処理能力が早ければと思っております。こういうものって鍛えようと思えば鍛えられるのでしょうか。情報が三々五々に散っていく。。
私の脳内と同じで私の文章は散開ですね。まとまりのある文章を書けるように善処します。その方が読みやすいから。
さてここで1500字を超えたわけなのですが(「が」で1587文字)noteってどれくらい書くものなのでしょうか。個人的には2~3000文字くらいを目安に書いていこうと思っているのですが。note全部の記事の平均文字数とか知りたくなっちゃうな。いやでもこの場合は中央値のほうが参考になる気がする。また蛇足。だから散開的なんだと学んだ方がいい。そろそろ。というわけでもう少し書きたい所存。何にしましょうか。
半濁音の話
最近知った面白い仮名の話という脳内の引き出しが開いたのでこれにします。唐突ですが、みなさん好きな五十音はございますか?一文字挙げるとなると少々悩ましいのですが、音でいうと半濁音が好きです。ぱぴぷぺぽですね。響きがかわいいからというそれはそれは安直な理由からなのですが、最近さ行以外にも半濁点がつくことを知りまして。それが「カ゚キ゚ク゚ケ゚コ゚」です。見慣れなく違和感と何となくの気持ち悪さを感じる方もいるでしょう。そして読めない、という。これは鼻濁音を表していて、がぎぐげごの異音だそうです(wikipedia参照)。鼻濁音、わかります?あの「nga」みたいな鼻にかかった濁音のことです。用例はあまりないようなのですが、一応使われているものはあるみたいです。ここで私は不思議に思います。同じ半濁点なのに音が違いすぎないか、と。そこで、じゃあそもそも半濁点とは何なのかを知れば解決するのではないかと思い立つわけです。私はいそいそとお得意のウィキを開いてみました。そこで知ったのがなんと、は行より先にぱ行の音がは行の音の主であったということなんですよ!はい。何を言っているかわからないと思います。私も理解するのに時間がかかりました。つまりもともと「は」と書かれていたものは「pa」と発音されていて、それが[p]と[Φ](今のは行の音)に書き分ける必要性があったために半濁点ができた、というわけです。なんで「は」が[pa]で「ぱ」が[Φa]じゃなかったんでしょうかね。不思議。
で、結局半濁点が何なのかというと、「書き分けが必要な音があるときにその音がどんな発音であれ、書き分けるために使う」という結論に至りました。(wikiを読んだ私の考察なので間違っている可能性があります。有識者の方教えてください)ということは、もし鼻濁音のが行とそうでないが行の音を書き分ける必要がある時には「カ゚キ゚ク゚ケ゚コ゚」が使われるということなんですね。半濁点が特定の音を表すわけではないことが新発見でした。日本語、面白い。
他にも面白い日本語があれば教えてください。Unicodeの範囲内なら受け付けております。個人的には品字様が好き。
以上自己紹介代わりの駄文でした。
そひともみじです。覚えてかえってね。また戻ってきてね。おやくそく。
この文章を書くときに鼻濁音や半濁点をつけた音を自分の口で言っていたわけですが、はたから見たらさぞ奇妙に映るだろうなと書き終わってから思いました。好奇心に駆られて色んなことを調べる夏。悪くない。
短夜にノースリーブでカ゚キ゚ク゚ケ゚コ゚
探求心のままにしておけ
ノースリーブと短いを縁語っぽくしたことに気づけたら満点。ノースリーブと探求心が夏の少年ぽくって好き。
またお付き合いしてください。それでは。