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TVを見てはいけない。。の代償

私の両親は、教育熱心だった。
今でも「お母さんたちは、あなたたちに良い教育を受けさせてきたでしょ。それだけお金をかけて一生懸命育てたのよ」と言われた。

わたしは犬か?と笑ってしまった。
そんな両親は、
「テレビなんて見る意味がない」
「TVなんか見る暇あったら勉強しなさい」
両親の口癖だった。
テレビはあるけど、見たら父親の怒りが飛んでくると思っているから、怖くてみれなかった。

小学生の女子の話題といえば、好きな歌手、好きなコメディ番組。そして、好きな歌をみんなで踊れるようになろう!と練習したり。。

私は必死についていこうとした。でもついていけるはずがない。だって。。知らないんだもん。唯一手がかりとなるとしたら、友達からテープにダビングしてもらって家で聞くくらい。このテープを聞けるのも、宿題がおわって寝るまでの時間のほんの少しの時間。

でもやっぱり限界がある。

わたしは、置いてけぼりになりたくなくて必死になっていた。

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ここでおもった、「置いてけぼり」

これはわたしの永遠のテーマになっていた。

友達から除け者にされる訳でもないのに、置いてけぼりにされないよう、いろんな行動に現れていた

自分と関係ない所で友達が話していることが、気になる
八方美人、誰とでも仲良くなる、深くない関係
人がいいと言っていたものが、欲しくなったり自分がない
自分のコミュニティーの中で知らないことがあると、取り残された感じになる

あらゆるところに「置いてけぼりになりたくない」が、現れていた
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この気づきは、こんな些細なことがきっかけだった。
先日家で一人で大好きなドラマを3本たて続けにみた。
TVをみたあと、「なんて無駄な時間を過ごしてしまったんだ」と、楽しかった自分に、ダメ出しをしていた。
このダメ出しが何なんだ?と思った。
楽しかった。で終わらせればいいのに。。

何で、こんなダメ出しをするの?
それを考えていたら、「TVを見てはいけない」の代償、「置いてけぼりになりたくない」に気づけた。
小さい時に、TVを見せてもらえなかった、その代償は、わたしを苦しめ続けていた。
それに気づけてよかった。

そして、わたしはもう2児のママ。
こどもにテレビ、動画を見せる?見せない?何分?と色々悩む。。
でもわたしはこどもに私のような思いをして欲しくない!しないかもしれないけど、少なからず、話題についていけないなーと、なることはあるだろう。
だからわたしは、子どもが欲すればTVもYouTubeもみせているのです!





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