成長する瞬間の音

おはよう。

「これが成長する瞬間だ」とわかる時、どんな音がするのだろうか。

筋肉が成長する時の描写のように「ピキッ」だろうか。
いやいや、戦国漫画の描写に使われるもっと鈍い音「どんっ」だろうか。

私は、このまだ擬音語に表現できない音を知っているようだ。
そして、つい最近、まさにその音を聞いた。

この巨大共存社会において、仕事は誰かと行うのが一般的だ。一般的に、誰かは複数であり、その集団をチームと呼ぶ。
仕事において、スキルが充分にマッチするということは稀である。(ように思う。)
その場合、仕事を進めていくうえでひずみが生じるものである。そうして、その時、どこかでひずみの音が鳴る。それが、成長する瞬間だ。

前の会社は、特にそのような状況下にあることが多かった。
その成長痛に耐えられず、プロジェクトを離れるメンバーもいる。
いくつかの同じ場面に遭遇し、私は成長痛を聞き分けるようになったようだ。

前の会社で誰かの成長痛を聞いたとき、まだまだ子供の精神であった私は、羨ましさを感じていた。自分の成長すべき目の前の課題を無視して。
今は、他人の成長と自分の成長を切り分けられるくらいに成長した。

仕事っておもろいな。そう思う。

成長痛をうまく活用して、あとで見る世界と軌跡を楽しめる、そんな余裕ももって日々歩いていきたいものだ。

今日もいってらっしゃい
そして、おかえりなさい

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。