BLMについて
おはよう
先日、このニュースで考えさせられた
黒人は、バレリーナになるのも大変なのではないか、と。
数年前、バルト三国を旅した時に、本場のバレエが破格で鑑賞できるからと、人生で初めてバレエ鑑賞した。
幼少期にバレエを数年習っていたものの、プロのバレエ鑑賞は初めてだった。
その記憶とニュースを重ねて、前述した疑問が浮かんだ。
きっと、彼はこの後、スキルだけではない壁と何度も何度も立ち向かうことになるんだろう、と。
当事者ではない私の言葉は軽くて羽のように脆いけれど、それでもあきらめずに頑張ってほしい。そう思う。
このニュースと並行して、世界のあちこちで広がる黒人差別のニュースも目の当たりにする。
その感覚がわからず、定期的に受講しているDMM英会話で講師に尋ねたことがあった。
その講師はこう言った。日本は基本的に肌の色がみんな一緒だ。だからそこに肌の色による差別という概念が生じることがない。
なるほど。
アメリカは違う。
白人のアメリカ人。黒人のアメリカ人がいる。
同じ国民に、肌の色が違う人が居たとして、私はどんな気持ちになるのだろうか。
それは、私の母が受けていた「あの人は日本人じゃないから」という態度と近いものだろうか。
そして母は、必然的に「あの人たちとは付き合ってはならない」と子供と自分を守る。
それと近いものだろうか。
差別をする人たちは、無意識な行動であることには間違いないだろう。
そして、それが正しいという文化の基で生活してきたのだろう。
だけど、それが警察官や国を護る立場の人たちの中で起きているという現実が悲しいものである。
その国で長い間生活したわけではないので、何もわからない一部外者の意見でしかないが、教育の現場と親の思想、そういったところの力がとても大切なのだと思う。
少し前に読んだ海外に在住していた日本人のエッセイで、博識や学位のある黒人が海外で働くのも一苦労しているという文脈があった。
その黒人たちは、海外で住むためにも、黒人にとって安全な地域を選ぶと。
私たちは好きな場所、職場に近い場所なんて自由度が大きいのに対し、彼らは住むところさえ限られている。
彼らからしたら、同じ街を見ていても、違う街なんだろうなと思わずにいられない。
なんて複雑な世の中なんだろう。
今日もいってらっしゃい
そして、おかえりなさい
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