チームラーニングのすゝめ
おはよう。
新しいプロジェクトを始めるに辺り、大きなリスクとなるのは、参画メンバーの相性だ。
大人の議論ができるのか、顔色を伺わずに、的確で適切な議論ができるのか。
プロジェクトを転々とする職業柄、何度もプロジェクトへの出入りを経験して、仕事仲間との関係構築には次のような段階があると考える。
①手さぐり期間
②認知期間
③信頼期間
①は「初めまして」で始まり、相手の動き方を見る期間だ。
②は、人間関係構築における小さなトライアンドエラーを行った結果、相手の好き嫌いをなんとなく知る時期だ。
③は②で得た仮説を確信へと昇華させる期間だ。
だが、目まぐるしく変わるこの世の中で、ゆっくりすべての期間を経るのは好ましくない。特に、①の期間はできる限りなくしたい。そして、①②が上手くいかないと③に進むことは困難で、かつ誰かにとってストレスフルなプロジェクトになる。
一番ナーバスになるべきは、①②のトライアンドエラーの認識が上手く合わない場合だ。それが続くと、お互いにフラストレーションがたまる。
この歯がゆい仕組みをなんとかならないものかと思った矢先、「チームラーニング」と題したソリューションを提供してくれた上司がいた。
その上司が行ったチームラーニングとは以下のことだ。
A. 1日のうちで集中したい時間帯はいつか。(朝型か、夜型か)
B. プロジェクトに必要なスキルのうち、何がどこまでできて何がどこまでできないのか。
C. どんな指示を嫌う傾向にあるのか。上司からの関わり方は、どのようなやり方が好ましいか。
ざっとこんな感じだ。
特に、Aに関しては感動した。
一般的な企業では、人が居る時間帯を避けて集中時間を作る人が多い。それが早朝なのか残業であるのかは人それぞれだ。
しかし、それは会社の奴隷になるだけで、良い解決案ではないように思っていた。
彼は私の集中タイムを知った上で、コミュニケーションをとる時間帯の認識を揃えた。
そしてこのチームラーニングによって、①手さぐり期間を早々に抜けることができたのだ。
もし、これから新しいプロジェクトに参画する人たちは是非とも実施してほしい。
チームラーニングを。
特に上司である人は自ら。
上司がその傾向にない場合は、部下の方から歩み寄る。
是非試してほしい。
今日もいってらっしゃい
そして、おかえりなさい
文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。