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概念に動きを感じる「民主化の足音がする」

先日ピックアップしたオードリー若林のように、私も日本の喧騒から離れて旅したいと思うことは多々ある。
実際、前職の時は、プロジェクトとプロジェクトの間に大きな休みをとって、海外逃亡と題して国境を越えてきた。

今、コロナのおかげで国境を越えられず、家に居ながら国境を越えるにはどうしたら良いのかを考えた結果、有名な著者の旅エッセイを読んだり、海外について書かれている新書を読むという案にたどり着いた。

そうして、脳内とiPadを駆使して世界中を駆け巡るのだが、物によっては時間をも旅しなければならない場合がある。歴史の勉強を放棄してきた私にとっては、"聞いたことある"という単語を、iPadで調べ、Wikiさんのお力と、画像を見ながらフォーカスを合わせていく。

ヨーロッパの新書を読んでいたが、いざもっと身近なアジア圏の理解も深めるべきだと思い立った私は、手取り早く台湾の文化について書面から知ることを始めた。その書籍の中に面白い表現があった。

台湾に民主化の足音がする

もちろん、民主化という概念には、音も香りはない。もちろん、速度や色もない。けれども、こうして擬人化することで、突然、背後に民主化の動きを感じる。

文学的な表現に、はっとした。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」を始めました。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだもりやみほさん。私は、月~土までのうち、火・木・土を担当しています。

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