日常に一匙のミステリーを。
Good morning.
ここに、私が昔、恐怖で眠れなかった作品について書いてみようと思う。
その作品の名は『ダイイング・アイ』
東野圭吾の作品だ。
もし、自分が、誰かの人生を狂わすほど大きな過ちを犯した時、どんな行動をするのだろうか。そんな「if」、誰が自分の人生プランに想定しているだろうか。
人間て、弱い生き物で。究極なところまで突き詰めていくと、寂しい生き物である。だからみんな、自分の居場所を探し続けているように見える。そんな居場所が全てなくなってしまうほどの過ちを犯した時、その人はどんな行動を起こすのだろうか。
東野圭吾のこの作品は、最後の展開が秀逸だ。
そんな発想、なかったよ。そんな方向から推理しなかったよ。そう思った。
この物語にはマネキンがキーワードとして登場する。
幼少期から着ぐるみやマネキン、ピエロが苦手だった私は物語に登場するワケあり気なマネキンに、私は早く読み切りたい気持ちでいっぱいだった。
でもさ、こういうのって読み切ってもスッキリすることも恐怖もなくなるわけではなくて、今度は現実世界との境目が麻痺する期間が始まるので、さらに恐怖が増す。
夜な夜な一生懸命読んだけれど、眠ったら夢に出てきそうで、友達とチャットして朝を迎えた。
懐かしい。
ちょっと現実にスリルが足りなくなった人は是非。
Have a good holiday!
文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。