偉大なる父
おはよう。
最近、作業用BGMに飽きてしまった。
集中するためには、聴き慣れている曲か、歌詞の入っていない曲をBGMにすることが多い。
だが、それもなんだか飽きてしまった。
そうした時に発案されたのが、洋画をBGMにすることだった。
だけど、どんな洋画でも良いわけではない。
事件ものや音が気になる映画はダメ。特に起承転結が激しい作品は集中力を削ぐ。中でも、一度観たことがある映画をお勧めする。結末や話の進行を気にする必要がないからだ。
そんなことを試行錯誤しているうちに、ベストBGM洋画を発見した。
「マイ・インターン」だ。
ご存知の方もたくさんいると思うので、あらすじは省略させてもらおうかな。
この映画を通して思うことは、人は誰しも偉大なる父(母)を求めているのではないか、ということ。
私は、社会人になる前に父を亡くし、日本の社会とやらというものを誰かから教わることなく就職した。当時は苦しんだように思う。
誰かに聞きたい。だけど、信頼できる人はいても、信用できる人がいない。例え、親の生い立ちによる偏見があったとしても、ゼロから知識を集めるよりは頼りになるものだ。
社会人最初の頃は、この地にいない父を求めたことがあった。
そんな類の話は、世の中にごまんとあるのだろう。
もちろん、早くに亡くなったおかげで、父の思い出は美化されていて、実際存命だった場合は、別の条件で苦しんでいるだろうと今は冷静に考えることができる。いずれにせよ、父に感謝している結末になったのだろう。
私は、誰かの偉大なる何かになれているのだろうか。
今日もいってらっしゃい
そして、おかえりなさい
文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。