粘土で漢字 「少(ない)」
こんにちは。夏休み応援企画連載第2回目。
今日は「少」という漢字。
音読みは、「ショウ」。
訓読みは、「すく(ない)」「すこ(し)」。( )内は送り仮名です。
熟語は、年少、幼少、少年、少納言、少将など。
小麦粘土で作ってみたものです。
一画、一画は同じ色にして、色を混ぜないようにします。
理由は、その一画の線の形に注目してもらうためです。
読み書き困難のあるお子さんの中には、斜め線を捉えたり、書くのが苦手な子もいます。最後の斜めの「ノ」を書くのが難しいお子さんもいたりします。
【やり方】
1)自宅またはコンビニのプリンターなどで、大きめに「少」という文字を印刷してクリアファイルに入れます。(もちろん、大人が見本を書いてあげるのも◯)
2)クリアファイルの上に、一画一画ずつ、粘土で形を作り、載せていきます。
下の写真のように、形のまとまりずつで、色を同じにするもの良いです。
3)出来上がり。
※ポイント
作りながら、「少ない」という単語や上述の熟語などを使って作文を作ってみたり、形のポイント(書くときのポイント)などを親子で話しながら、あるいはクイズに出したりしながら、作ってみるとよいです。
書かずに「見る」だけで漢字を覚えられるタイプのお子さんもいれば、形を捉える(見る)のが苦手なタイプのお子さんもいます。今回の粘土の場合は、後者のお子さんに向いています。粘土で画を作っていく手の動きや運動から、文字の形を捉えたり、出来上がった文字の浮かび上がった凸凹な線の形を触ることを通じて、形を捉えていくことができます。
もしかして、やっぱり「ただ書くだけ」の漢字練習の方が楽なんじゃない?と思ってたりしますか?
書くことによる漢字練習で、漢字を覚えることができるのでしたら、その方法もお子さんにとってりっぱに有効な方法の一つです。難しくて覚えにくい漢字だけ、特別に粘土を使って文字を作ってみるなど、上手に使い分けてみてくださいね。
ではではまた次回まで、ごきげんよう♪
追伸