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Galaxy S24 長期使用レビュー:万能だけど個性は薄い?

Galaxy S24を使い始めて約1年が経ちました。これまで様々なメーカーのAndroid端末を使ってきた私ですが、Galaxyシリーズを手にするのは今回が初めてです。率直な感想としては、「全ての項目で90点の端末」といった印象です。総合的な完成度が高く、誰にでも勧めやすいスマートフォンである一方で、ガジェット好きにとっては特筆すべき個性に欠ける部分もあります。では、細かく見ていきましょう。

携帯性

私がスマートフォンを選ぶ際に最も重視するのは「携帯性」です。スマートフォンは常に持ち歩くものなので、取り出しやすく、使いやすいサイズであることが重要です。連絡、決済、写真撮影などなど、日常のストレスは極力削ぎ落としたいですよね。

Galaxy S24の重量は167g。近年のスマートフォンは200gを超えるモデルも珍しくない中、この軽さとサイズ感は片手操作において理想的なバランスを実現しています。

携帯性を最大限に活かすため、私はmemumiの軽量ケースを使用しています。これにより、本体のスリムさを損なわずに保護もできるため、個人的におすすめのアクセサリーです。

メンテナンス性

SamsungはGalaxy S24シリーズに関して、7年間のOSアップグレード及びセキュリティアップデートの保証を明言しています。これは凄まじいことです。

メーカの立場からすると、端末を細かく買い替えてもらったほうが利益になります。1つの端末をずっと抱えられても、コストだけがかさみ利益を生み出すわけではないのです。

それを差し引いても、メーカーとしての信頼を更に確固たるものとして他メーカーのスマートフォンユーザーを引き込み、既存のユーザーを抱え込むことが長期的に安定した利益につながると考えているのでしょう。

ユーザー目線、これ程嬉しいことはありませんね。

カメラ性能

スマートフォンのカメラにおいて、特に課題となるのが「夜景撮影」です。Galaxy S24も例外ではなく、夜景撮影時に色がぼやけたり、実際の景色よりも全体的に淡く見えることが多いです。

実際はもっと色鮮やかなんです

また、超望遠撮影もやや物足りない印象です。デジタル補正により画質が向上しているように見えますが、細部が丸くなり、かえって不自然な仕上がりになることがあります。東京ドームの2階席からグラウンドの選手を撮影すると、まるでモザイク処理が施されたような画質になってしまいました。

ぼやける少年時代の夢

とはいえ、昼間の風景や人物撮影においては十分な性能を備えています。もしカメラ性能を最優先するのであれば、Galaxy Ultraシリーズのような上位モデルを選ぶのが良いでしょう。

バッテリー持ち

バッテリー持ちは決して優秀とは言えません。しかし、長時間ゲームをしたり、動画撮影を頻繁にしない限り、1日は十分に持ちます。

Galaxy S24のバッテリー容量は4000mAh。軽量化のために容量が抑えられているのは仕方がない部分です。外出時にはモバイルバッテリーや充電器を持ち歩くことをおすすめします。

まとめ

Galaxy S24は携帯電話として最高のデバイスです。普段遣いをして、困ることはまずないでしょう。これまでSony, ASUS, HUAWEIなどのスマートフォンを触ってきましたが、Samsungは間違いなく最も信頼できるメーカーです。

「とにかく安心して使えるスマートフォンが欲しい」「長く快適に使い続けたい」という方には、迷わずGalaxyの最新機種をおすすめできます。

一方で、「スマートフォンに特別なワクワク感を求める」「独自の機能や尖った性能が欲しい」というガジェット好きにとっては、やや物足りないかもしれません。個人的にはXiaomi 15 Ultraが日本で発売されることを期待していますが、果たしてどうなるでしょうか…。

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さくら餅
最後まで読んでいただきありがとうございます!