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Tempalayのライブに行きました


先週の木曜日
"Tempalay"というバンドのライブに友人と行ってきました。

ライブの感想とか

初めて彼らのライブを観る+会場が武道館ということで
すごくテンションが上がっており
前日から友人の家に泊まらせてもらい、曲を聴きまくって
準備は完璧。

友人が当ててくれたチケットは
なんとステージほぼ正面の4列目。顔がはっきり見える距離でした。

ライブ自体はそれはそれは最高にかっこよくて
曲によっては涙が出るほど感動もしました。
途中から撮影OKになったのも有難かった。

演出を"PERIMETRON"というクリエイターたちが手掛けており
その演出と曲の世界観がマッチしていて
ライブというより、一つの作品を見たような気分でした。

世界観のスケール

ライブについては語彙がなくなるほどよかったので
これ以上なんて書いていいか分かりません。

彼らのどこが好きかだけでもお伝えしたいので書きます。
それが
「死生観」「宗教観」「愛」といった普遍的なテーマと
日本語の持つ美しさが不気味な音によって調和しているところ
ライブを観て改めて好きだなぁと思ったんです。

そなちね

例えば「そなちね」という曲。

聴いていただくと分かるんですが
イントロとサビで全然音が違うんですよ。
イントロは不気味なイメージ、そこから想像できないサビの美しさ
この奇妙な感じにハマると繰り返し聴いちゃうんですよ。

あと、この曲の歌詞も好きで。

ソナチネ 生まれたての愛が
育ち 目を開き 声放ち
いつかは消えてしまうらしいが
そなたは美しい 光あれ

Uta-Net

ドラムの方にお子さんが生まれたところから
インスピレーションを受けたそうなのですが
親の視点・愛や想いそのものだなと思ったんですよね。

親も消えてしまったことはないから
”らしい”としか言えないけど、必ず「死」が来ることは分かっている。
でも、生きている間の幸せをただ祈っているように感じて
胸が熱くなるような。

そして2番。

拝啓 神さま聞いてくれ
疲れ果てたわけです
おさらばといこうぜ

あの夏の夜 冷えたサイダー
空蝉涼し 都夏のあと
花火がチカチカ輝いた
せめて今日だけは生きていたい

Uta-Net

2番のはじめでは
疲れ果て、生きることを諦めるような描写がありますが
一転サビでは生きることを渇望するような描写に変わった感じがします。

はたまた
どうしようもなく苦しい環境から抜け出して
楽しい楽しい瞬間だけにいたいという対比なのか。

知ってる人でもそうじゃなくても
人によって解釈とか受け入れ方が異なると思うので
感じたこととかがあったら教えてほしいです。

聴き手に解釈の余地があって
歌い手もその解釈の正解を定義していない
そんなところも素敵だなと改めて思う
ライブ後夜なのでした。

では!

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