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vol.11 分け合って軽くしつつ、歩く。

Streatでは、2023年6月より不定期でメールマガジンをお届けしています。このnoteでは過去のストリートレターのアーカイブをお届けしていきます。

2024.8.15

こんにちは。
お久しぶりです、かずみです。

あっと言う間に5か月が経っていました。
この間にメルマガの登録をしていただいた方は、はじめまして!

あまりにも濃密な日々に、言葉を紡ぐことが少し難しくなっていました。
心にも身体にもキャパシティはあると実感する日々です。
だからこそのStreatの活動で、でも自分からアウトプットしたり誰かをケアするためには、まず自分自身への栄養とケアが大切なんだということが身に沁みます。
みなさんはこの夏、栄養とケアを補給されていますか?🍧

***

個人的なことですが、大学でのキャンパスソーシャルワークを始めて早半年以上が過ぎました。
大学生と共に(大学生ほど長くはないですが)夏休みです🍉

ずっと興味のあった分野での実践ですが、骨身に沁みて「チャレンジできたのが今でよかった」と思っています。

支援を仕事にしていると、おのずと実践の中から問題、課題を見出して別の分野に取り組んでみたくなったり、必要な学びを取りに行ってみたくなりませんか?

私にとっては、そうして生まれたクエスチョンや自分自身の軸を掛け合わせて考えた時にたどり着いたのが今の現場でした。
一言で言うと、「葛藤が多い」!

ソーシャルワークの現場で、葛藤のない現場なんてないと思います。
でも、「葛藤と共に居る」ことは、それだけでなかなかパワフルなことで、いつまで経っても慣れることはないなぁと思うのです。

ただ、葛藤と共に「どう居るか」、そこで自分が「どう在るか」は自分自身で決められる。

「どう居るか」、「どう在るか」について、ようやく留まりながら考えられるようになった気がしています。

実際には、日々目の前のことに相対する中で「もっと上手くやれた」「自分なりに考えていたつもりだったけど見えていなかったものがあるな」と反省することばかりです。

ただそれは自分自身への「否定」ではなく、こういった活動をする上で必要不可欠な「批判的思考」だと思います。

VS構造、白か黒か、0か100か、何かが正しい思想でその他の思想は間違ってるのか?、自分(相手)は正しく相手(自分)は間違っているのか、相手が強いから自分は何もできないのか etc…

極端な思考で考えてしまいがちなのが人間の性なのでしょうか。
結論がはっきり出るもには心の重荷を肩代わりしてくれる力があるようです。

でもこの荷物を自分のものとして引き受けて、抱えて歩く。
全部は持てないから、分け合って抱えて歩く。
分け合って抱えて歩ける仲間を増やせれば、重荷ではなくなるかもしれない。

前よりも、荷物を引き受けて持てるようになったような気がしています。

平和という状態はバランス、つまり力の均衡状態でしかない。

「地政学が最強の教養である」(田村耕太郎 著)

そしてたまに、荷物を下ろして自分のバランスを顧みる。
そんな夏休みです。


終戦の日に。
(かずみ)

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