はじめての一人海外旅行
私は32歳になりました。幼稚園の時には大好きないちごミルクを飲んでもはきだしてしまうほどに胃が弱くて、小学生の時にはすぐに熱を出して保健室のベッドで寝てばかりいて、中学生の時にはほとんど学校に行けてなかったので記憶はなく、高校生の時にはせっかくオーストラリアに留学したのに向こうで盲腸になって手術して帰国することになったこの私が、30歳まで無事に生き延びることを目標として生きてきたこの私が、32歳です。
私は、自分が今まで頑張って生きてきたご褒美に32歳の誕生日、私へ海外旅行をプレゼントしました。チケットはもちろん一人分。私への誕生日プレゼントですからね。
そうして、私ははじめてのヨーロッパへ一人で旅立ったのです。
とにかく体が弱いのがコンプレックスでした。他の人と同じように生きられない。みんなが当たり前のようにできることが、できない。幼い頃の私は体だけじゃなく心も弱くて、自分に生きてる価値あるのかな?と思うこともたくさんありました。
そんな私が一人で海外旅行です。留学したこともあったし、友達とも親や妹とも海外へ行ってるし、仕事で海外出張したこともあったので、海外旅行はそこまでハードルの高いものではありませんでした。
とはいえ、やはり緊張します。ご褒美の為の拷問かのように私の睡眠時間を奪うほどに。とにかく眠れませんでした。まぁ、海外旅行へ旅立つ前は大体こんな感じ。
次回、出発から旅先での様子について書いていきます。
いいなと思ったら応援しよう!
ご拝読いただきまして、誠にありがとうございます*