HSL#14 on progress_4
娘と元嫁が滞在中で先週は投稿を忘れてしまいました
制作もやや遅れてますがとにかく背景は出来つつあります
この絵はキリスト教の”受胎告知”を下敷きにしており
右手の椅子に座った少女をマリアに見立て、左手の身体の切れ切れになった不具の少年(リンゴを差し出している)を天使ガブリエルに見立てています
↓これはダ・ヴィンチの『受胎告知』ですが構図を借用しました
この連作シリーズ(HSL)の物語の舞台はアイルランドのつもりです
画面右に描こうとしている背景は手前人物たちのアジトで放棄された古い教会です
そして
画面中央にケルトの石塔のお墓を描いていますがそこに供えてあるのは時計草(パッションフラワー)です
パッションフラワーの花言葉はその名のとおり「受難」を意味します
マリアに見立てた少女は切れ切れの少年から受け取ったリンゴを”起動装置”としている”巨人”と邂逅するというストーリーなんですが、その巨人をマリアにとっての子どもと見立てた”受胎告知”です
けれど考えてみるとマリアにとっての受胎とは何だったのでしょうか
福音だったのかそれとも困難を暗示するものだったのか
それはマリアに限らず子を授かることあるいは誰かと邂逅することの意味を考えさせられます
その象徴としてパッションフラワーを中央に添えてみました
情熱を燃やして生きることの困難と誉れを思いつつ
また次回!
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