月面探査プログラム「HAKUTO-R」
月面探査プログラム「HAKUTO-R」とは
ispaceが2022年と2023年に行う予定の2回の月探査ミッションを統括するプログラムで、独自のランダーとローバーを開発して月面着陸と月面探査に挑戦する。
ミッション1では、ランダーだけを打ち上げて月面着陸に成功することが目標で、最短で2022年11月9日から15日の期間に打ち上げ予定。
ミッション2では、ローバーも搭載して月面探査に挑戦し、2023年中に打ち上げ予定。
打ち上げにはSpaceXのFalcon9ロケットを使用し、着陸地点は南極付近になる予定。
ispaceが目指すビジョン
ispaceは、「人類が新たな惑星で暮らす未来」をビジョンとして掲げている。
そのためには、まず月面で資源開発やインフラ整備などを行う必要があると考えている。
ispaceは、自社の技術やサービスを提供することで、他の企業や組織と協力して月面産業化を推進することを目指している。
ispaceの歴史と実績
ispaceは、2010年に設立された宇宙ベンチャー企業である。
ispaceは、グーグル・ルナーXPRIZEという民間月面探査コンテストに参加したチーム「HAKUTO」のスポンサー兼運営組織だった。
グーグル・ルナーXPRIZEでは、ispaceは世界5チーム中唯一契約賞金($100万)を受賞した。また、最終的な賞金($2000万)は誰も受賞しなかったが、ispaceは最後まで残った3チームのうちの1つだった。
グーグル・ルナーXPRIZE終了後もispaceは月面探査プログラム「HAKUTO-R」を継続し、多くのパートナーや投資家から支援を受けている。
ispaceは、月面探査プログラム「HAKUTO-R」で世界初の民間月面探査チームとなることを目指しています。また、将来的には月面で資源開発やインフラ整備などを行うことで、「人類が新たな惑星で暮らす未来」を実現することをビジョンとして掲げています。ispaceの挑戦は、私たちに新しい可能性や夢を与えてくれます。