『しくみ』を作って楽して稼ごう!の罠 -マルチ商法で使われるパブロとブルーノのお話-
最近、しくみを作って自分が働かなくてもしくみが動いてくれてお金を生んでくれるから、みんなしくみ作りを頑張ろう!みたいな話聞きませんか?
たしかに稼ぐ方法としてあるのですが、これが詐欺に使われることもあります。
◆注意すべき『しくみ作り』
『しくみ』を作って、脱サラして『右側(B)』に行こう!...なんて言われたら要注意です。
▶しくみ作り
人を雇ったり、コンテンツを作り、自分が時間を切り売りせずとも稼ぐしくみで稼ぐこと
▶右側
人を雇ったり、投資をしたりすることでお金が自分のために働いてくれる働き方(不労所得・権利収入)
▶左側
自分の時間を切り売りして、お金のために自分が働く働き方(労働収入)
▼書籍「金持ち父さん貧乏父さん」より
働き方の切り分け方(クワドラント)
この本の中に出てきます。内容は勉強になりますが、詐欺の勧誘に使われることが多いです。
この『しくみ作り』の考え方を利用したお話があります。
◆パブロとブルーノ
ある村にパブロとブルーノという若者が暮らしていました。
2人はどうすれば今より暮らしが良くなるか、牛や家を手に手に入れることができ、村一番の成功者になれるかという夢がありました。
村長が村に水を引くために2人を雇いました。仕事の給料は運んできた水の量で決まります。
パブロとブルーノはバケツを持ち、湖と町を往復して水を運びました。
ブルーノは現状の仕事に満足し、バケツをもっと大きくしてたくさん運べば早く夢が叶って牛や家を買えると信じていました。
その後、ブルーノは働き、家も牛も手に入れました。しかし、体はボロボロになり、運べる水の量は減りました。
一方のパブロはもっと楽にたくさんの収入が入る方法を探しました。パイプラインを作ればもっと楽に運べると考えました。平日は水を運び、週末にパイプライン作りをしました。
◆時間を売って給料を手に入れる
ブルーノは自分が多く働けば多くの給料を手に入れることができると考えました。
つまりこれはお金と引き換えに時間を切り売りしているのです。リスクもあります。自分の時間、24時間を仕事に充てることはできないし、リストラされたり、ケガや病気で働けなくなったときに収入がなくなってしまいます。
◆しくみを作って給料を手に入れる
パブロは楽に水を運べる方法を考え、水を運ぶとともにパイプラインを作りました。作るのに1年かかり、その期間は大変でした。
そのおかげで今では水を自分で運ばずに、眠っている間も食事をしている間にも水は流れ続けます。
自分が働かなくても作ったパイプラインが自分のために働いてくれるため、収入を得ることができます。
▼このような動画を見せて、勧誘される場合もあるみたいです。
この内容自体が間違っているのではなく、この考え方を利用して、
脱サラして!一緒にパブロのように、しくみを作って楽に生きよう!
ということです。
話を聞くと、自分このまま働き続けていて良いのだろうか、、なんて思ってしまいますね。
わたしのときは動画ではなく、口頭で『山の部族の話』という名前で聞きました。
なぜか?
「パブロとブルーノ」と入れてみると、、
今回は『しくみ作り』という言葉には気をつけて!というお話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
▼おなか空いたら見てね🥞
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