見出し画像

川越夜戦で新環境を体験 ― イジンデン プレイ記 (2024年5月11日)

5月11日(土) 午前

リンカンチャンピオン

 午前はいつもどおりカワスタへ。握ったデッキはリンカンチャンピオンで、つるぺんさんの42枚のリストをベースに《ポプリ》と《カンテラ》を1枚ずつ減らしてマリョクを14枚、デッキ全体を40枚にした。天草決起道長ループがマリョク14枚で構築されているので、こちらも14枚でイケるのでは?と考えてこうしてみた。

 大会は2人で1回戦のBO1。戦績は次のとおりで勝利。

  • ○ 利休頼道空海ファイナル

 所感。つるぺんさんのリストはパワーカードが詰め込まれているだけでなく、全てのカードが嚙み合っていて美しさすら感じた。構築の面では2枚の《行基》が、使ってみると多すぎず少なすぎない絶妙な枚数になっていてのがスゴかった。万能除去の《メロウ》もありがたや。

5月11日(土) 午後

 今日の本番は川越イジン会の非公認大会川越夜戦。公開された第3弾カードのプロキシカードを使用した構築戦ということで、新環境を体験してみようという感じの大会だ。

エイト義満(第三弾のカードはプロキシ)

 大会に持ち込んだデッキは自作の「エイト義満」。「アタック+」持ちのイジンを横に並べ、新カードの《ジョージ・ワシントン》で即応を与えて殴るデッキ。相性のいい既存カードとして、自身がアタック+持ちの《マルクス・アントニウス》や、他のイジンにアタック+を付与できる《足利義満》《直江兼続》(これがデッキ名の由来)、その他イジン召喚権+1できるイジンを採用した。また、新カードの《サンダーボルト》をリセットカードとして投入した。

会場に掲げられていた書

 大会は7人のスイス3回戦でBO3。私の戦績は次のとおりで惜しくも2位だった。優勝は二階堂ムギさん。

  • ○○ 家茂リンカン(あんこさん)

  • ○○ タイムディレイションコンボ(ポプノオーさん)

  • ×× マジレス徴募(二階堂ムギさん)

 大会後はフリープレイで、新環境のデッキを試して楽しんだ。

 所感。《サンダーボルト》はとても強い。エイト義満のような赤速攻デッキでは、ブロッカーとなるイジンの排除や並び始めたハイケイの除去のために、レベル6というちょうどいいタイミングで打つことができる。新カードの種マリョクのおかげで魔力コストも払いやすい。マジレス徴募との対戦ではこれさえトップにあれば解決できるのに、という戦況になったので、3枚と言わずに4枚フルで投入してもいいかもしれない。

 《サンダーボルト》の弱点は、パワー4000超過のイジンに対しては無力な点と、冥府発動を持たないので相手のターンには使用できない点だ。既存カードでは少なくとも《マルティン・ルター》(パワー+3000込み)や《レオナル・ド・ダヴィンチ》に対して別の策が必要だろう。

 参加者の中ではヨシタカさんが私と似たような赤デッキを使用しており、《サモン》を採用されている点がなるほどと思った。ワシントンや義満を再展開したいときにどうしても詰まりがちな感じがあったので、解決策として採用できそうだ。

 衝撃的だったデッキは、ポプノオーさんのタイムディレイションコンボ。決まると相手のターンのメインフェイズが吹き飛び続けて、いわゆる「ずっと俺のターン」ができるというもの。現状ではキーカードが多くて決まりにくいとのことだったが、第三弾のまだ公開されていないカード次第ではさらに洗練される余地がある。ロマンあふれるコンボデッキなので注目したい。