10代の頃の日記を発掘してしまった件

ママにも少女時代があった訳よ(恥)


2020年のお正月。
娘と私の実家に帰省。
そこで、終活に入ってる母から、あんたの荷物邪魔なのよね〜という話になり。
何故か正月から、実家に置いてる荷物の整理を始める事に。

懐かしいものがたくさん出てくる。
17歳になったばかりの娘にアレコレ見せて、思い出話なんかしていたら、娘が掘り起こしてしまった。
ヤバイブツを…。

小学生高学年の頃使っていた、鍵付きの日記帳。
「ナニコレ?」
「あ〜、懐かし〜。ママの日記だ」
受け取って、思わず開いて中を見てみる。
「え、どうやって鍵開けたの???」
実は鍵がなくても開ける方法があるのだ。
無意識に体が覚えてて、開けてしまった。
「見せて!」
娘に奪われる。
「だ、ダメ!!!」
そこからギャアギャア奪い合いが始まった。
「ダメ、ホントにダメ!これはヤバイヤツだから!」
正直、自分でも何を書いてるか分からない。
床を転がりながら激しい揉み合いが続く。
とにかく鍵を掛けなくては…。
何とか奪い取って鍵を掛ける。
ホッとしたのも束の間。
日記を発掘した段ボールから別の日記帳を掘り出している。
あの箱は地雷原だったのか!!!
「ダメ〜〜〜〜!!!」

ひとしきり奪い合いを続けてゲラゲラ笑いながら揉み合って、正月初笑いを済ませた。

結局、小学生の高学年から、高校卒業するまで、時々思い出したように書き付けていた日記帳が計4冊出てきた。
それと、小学生・中学生の頃に友達とやっていた交換日記や、よく分からない連載もの(今で言うならブログ的な内容?)。
昔描いていたイラストと、空想してた物語の設定帳などなど…。
出てくる出てくる(笑)

娘にねだられて、交換日記やイラストなんかを見せていたら、恥ずかしさが薄まってきて、結局日記も見せられる部分で読ませることになった。

あ〜。
瑞々しくも甘酸っぱい、懐かしいあの頃。

友達からシカトされたり、イジメを受けたりもしていた小学生の頃は暗黒時代だったけれど、日々に楽しみを見つけて前向きに頑張ってた。
落ち込む時はとことん落ちてたけれど。

中学生の頃は、今の娘と同じくオタクだった。
創作意欲に燃えてた。恥ずかしくて悶絶モノの物語をたくさん作ってた。

小学生から中学生、中学生から高校生へと進学する時は、不安もありながら自分を振り返って少しずつ大人に近づく自分にエールを送っていた。

高校に入って、人間関係が複雑になって、悩んだりしていたけれど毎日がキラキラしていた。
日記の文章にチョイチョイ英単語が使われててウケた。
「〜だよね、OK?」みたいな(恥)

平凡だったとは思うけど、それなりに日々泣いたり笑ったり悩んだりしていた10代のあの頃。

一人で読み返してたら、また違ったかもしれないけれど、年頃の娘と一緒だったからか、懐かしさよりもツッコミどころが満載で笑いが止まらなかった。

大人になって、まさか自分の娘と振り返るとは思ってなかった。
私にもそんな時代があって、今の「ママ」になってるんだよって伝わってたらいいな。
今、娘は渦中にいて、見えない胸の内では悩んでいたり不安でいる事もあるだろうから。

生きていると、どうしても「現在」にばかり目が向いてしまうけど、ちゃんと自分史が積み重なって今の自分が作られていた。

自分が今立っている地盤が、今見えているよりももっと遠くまで見渡せた気分だった。

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