花を育てるようになったきっかけ。
こんにちは~ちいさなちいさな雑貨屋さんsweetmarronです。
今日はちょっとリアルな植木鉢を2種類オンラインにアップしました。
微笑んでいるような優しいお顔が可愛い猫の顔型植木鉢とうさぎさんです。
梅雨が近づいているからか空模様が日によって違うため、撮影にちょうど良い日が中々ない。
今日も陽が差したかと思えば曇ったり。でもでもこれは早くアップしたいと思い、いそいそと撮影しました。
撮影しながら「カワイイ、可愛い」と自己満足の独り言を連発。
なぜ私が植木鉢をセレクトするようになったのか。
ふと思ったんです。
撮影も割と大変、梱包も結構大変、そしてそこまでというかほとんど儲からない…そんな植木鉢。
これはまず、何も考えずに植木鉢を仕入れて発送して利益を計算した時に唖然としたので事実なんです。
ですが、それでも定期的に植木鉢をセレクトしています。
元々我が家の庭は荒れ放題でした。
予め作られた花壇が3か所ありましたが、全て無法地帯。ヨモギや雑草がこんもり。手入れしたくても虫が怖くて近寄れず日々どうしたものかと過ごしていました。
そんなある日、保育園の帰り道、毎夕息子に「おかえり」と声をかけてくださるご婦人と出会います。
とても素敵なマダム。とってもとっても素敵なお庭のマダム。
息子が「そのお花綺麗だね」とまだ幼い言葉で話したことから交流が始まりました。
当時の私は日々の仕事に本当に追われていて、雑な暮らしをしていたと思います(今も丁寧ではないほうでしょうが…笑)。
裏のマダムと交流が深まっていく日々を過ごしながら、お花の綺麗さに心を奪われたり、自分が見たことのないお花の名前や存在を知っていく時間が増えました。
その時、随分前にモスバーガーでもらったひまわりの種の事を思い出したのです。
せっかくだから私も植えてみようかなと出来心のようにある日思い立ち、雑草だらけの花壇の草を抜いて土地を整えてひまわりの種をまきました。
当時は本当に無知だったので、そのまま花壇に適当に種をまきました。
ある日、種から芽が出ました。
嬉しくて嬉しくてしっかりとお世話しました(と言っても地植えなのでほとんど放置です)。
そこから本当に大きな大きなひまわりの花が開く日がやってきました。
保育園からの帰り道、息子が「おばちゃん、ひまわりのお花が咲いてるから見に来てー!」と嬉しそうに言いました。
ちょっとだけ階段を上ったところにあるわが家まで、マダムはニコニコしながらついてきてくれて、私が初めて種から育てたひまわりを見て「まー綺麗ねえ。上手に育ってる。本当に綺麗。上手上手」ととてもとても嬉しそうに褒めてくれました(冒頭の写真が実際のひまわりです)。
あんなに素晴らしいお庭の住人のマダムに私の荒れ放題の庭が褒められている。う、嬉しい!という気持ちが芽生えました。
そんな出来事がきっかけで、私はすっかり庭に目覚め、様々な植物を育てるようになりました(失敗したり時期によっては無法地帯にしがちな時もありますが…)。
地植えしてすくすく育てるのも楽しい。
だけど、植木鉢で育てたい植物もある。
と思い、とあるセレクトショップで自分が探していたデザインの植木鉢を買いました。
植木鉢を買ってからは家に帰りつくまで「何を植えようかな。今日買ったユーカリの苗かなあ、でもお花でも良いなあ、あーどうしよう!楽しみ!!」という気持ちしかありませんでした。
私はそんな「楽しみ!」という気持ちを当店の商品や作品を手にした方が感じる時間を沢山増やしてほしいなあと思って商品をセレクトしています。
今では「まさかマロンが花を育ててるような日々を送るとは思ってなかったわ~」と昔からの友人や夫に言われます…。
そんな風に何かの「きっかけ」で日々の暮らしが変わったり、日々の楽しみが増えるんだなあと思う出来事でした。
それ以来、裏のマダムとの思い出の花になったひまわり。
わが家に最初に育ったひまわりの種は全てすずめのご飯になったので、何かしら種を用意して夏に植えています。
昨年は5つの苗ができて、そのうちの2つを息子がマダムに「おばちゃんにあげる!」とプレゼントしました。
今年はその苗から種を取ってまた苗にしたものを2つ、裏のマダムが私にお裾分けしてくれました。
今、日当たりの良い花壇ですくすくと育っているひまわり。
夏の楽しみがまた一つ増えました♪
育てるのがちょっとというときはハンカチもありますよ(笑)。