演劇は「劇場」から始めなくたって良い!(後編)
こんにちは!
大阪府枚方市で、未経験の方にも気軽に演劇を体験してもらえる機会を作っている、演劇をデザインする人 アサカワミトです。
『スウィトリト-Sweet Little-』という屋号で、一般参加型の演劇体験ワークショップを3年ほどしています。
今日は、演劇を気軽にライトなところから始めても良いんじゃないか!
というお話の後編をお話します。
その前に、前回はどんなことを話したかというと…
ざっとこんな感じのことをお話ししました。
もっと詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
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さて後編は、実際にやっているライトなスタイルから、アサカワが提案するスタイルまで、色々とご紹介したいと思います。
カフェ公演という小さなスタイル。
大きなスケールでのお芝居をしたいなら劇場を借りるしかないですが、こじんまりと小さなお話をしたいのであれば、カフェで公演がオススメ。
カフェの強みは、すでに雰囲気が出来上がっていること。
最近のカフェはオシャレですし、様々なコンセプトの空間があり、探してみると意外といい場所があるかもしれません。
場所さえ見つかれば、それはすでに舞台が設置されているのと同じこと。
もちろん設置する時間は必要ないため、あとは衣装や小道具を揃えれば、製作時間を、よりお芝居に集中することが出来ます。
演劇が出来るカフェなんかもあるので、カフェ好きの方はカフェ開拓ついでに、演劇が出来そうな空間を探すのも良いのではないでしょうか。
リーディング公演というスタイル。
場所ではなく、セリフを覚えて人前で演技をする自信のない方には、
台本を持ったまま演技をするリーディング公演というスタイルがオススメ。
元々は、台本をブラッシュアップしたり、俳優を集めるワークショップのためにするトライアル公演として行っていたスタイルですが、カフェ公演が広まってきた際に、狭い空間でも出来るスタイルとしてリーディング公演が増えてきました。
初めて舞台を立つのに、セリフを覚えて人前で演技するというのは、本当に勇気のいることです。
このリーディングというスタイルを取れば、セリフを覚えなきゃいけないというプレッシャーから解放することが出来るので、違う面で演技の質に集中することが出来ます。
まずはリーディングをしてみて、それで演技をする楽しさを感じられたなら、次は台本を外して本格的な演劇にチャレンジすれば良いのです。
まずは何人かで集まって、戯曲を読もう。
戯曲というのは演劇の台本のこと。
台本は小説と違って、地の文の代わりに「ト書き」というもので、動作や場所、シチュエーションを説明しています。
余計な感情はあまり書かれていないため、初めて読むとそのあっさりさに戸惑うかもしれません。
それは役者が自分で考える部分だからなのですが、まずは一回読んでみて、戯曲がどういうものかを味わってみてほしいのです。
でも、、、戯曲ってどこにあるの…???
そう思われると思いますが、実は便利なサイトがあるのです。
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この戯曲デジタルアーカイブは人数やジャンルなど、色んな条件で検索がてきて、しかも全部無料で読むことが出来ます。
いちいち戯曲を人数分買わなくても、スマホかはパソコンさえ持っていればカンタンにシェア出来て「本読み」が出来ちゃうのです。
フリースペースを借りて、本読みを観てもらおう。
最近ではあちこちに多目的フリースペースが出来たので、台本を読んで聞いてもらうだけなら、こういった場所でも充分に発表が出来ます。
それって演技、演劇をしたって言えるの…???
そう思われる方もいるかもしれませんが、
ボクは立派な演劇だと思っています。
なんせ人前で演じて物語を伝えることが出来るわけですし、読むだけといっても、声の大きさ、声色、台本を持ちながらの動き、タイミング、躍動感のつけ方など、やることは探求すればいくらでもあって、その奥深さは計り知れません。
それくらいハードルを下げても、演劇の奥深さは充分に体験できるので、無駄にハードルを上げず、こういう気軽なところから始めても良いとボクは思っています。
一般参加歓迎の「演劇であそぶワークショップ」
ボクは3年ほど前から、未経験の方にも気軽に演技を体験してもらおうと、「演劇であそぶワークショップ」を定期開催しています。
演技のコツを丁寧に教えながら、短い1ページ足らずの台本を渡して、それを持って演技をしてもらいます。
どんなことも、まずは遊んでみなければその面白さには気づけません。
ここでは、まず演技で遊んでいただき、シンプルに演じることの面白さを知ってもらって演劇に興味を持ってもらう機会を作っています。
ボクの活動は「スウィトリト」という屋号でやっていますので、大阪府枚方市に来れる方は是非チェックしてください。
(出張ワークショップも承ります!!!)
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ということで、最後は宣伝になりはしましたが、ボクが伝えたかったのは、いきなり劇場でスタートするのではなく、気軽なところから演劇をやったっていいということです。
オシャレなカフェや多目的フリースペースが増え、そして無料で読める戯曲サイトもある今、演劇はとても気軽に始めることが出来るようになりました。
球技も、ボールとなんとなくのルールがあれば、とりあえずカタチになって楽しむことが出来るように
演劇も本があって場所があれば、どこでやってもいいのです。
みなさんがやってみたいと思っているなら、是非ハードルを下げに下げて、迷わずやってみてください。
ボクでよければ手助けいたしますので、気軽にコンタクトしてきてください。
それでは、今回はこんなところで終わりにしたいと思います。
アサカワミト