誰のためのファッション?(香水編)

素敵な香りがする女性は好きですか?

はい、僕は大好きです!w

ふとすれ違った女性から素敵な香りがすると「はっ!今のは誰だ?」て振り返ります。
薔薇、百合、はたまた石鹸のような。

別に香水でなくてもいいんです。ヘアトリートメントメントや洋服の柔軟剤でも、その人に似合ってる香りであればなおさら素敵だ。

中には男性でも「お!この人、香水のセンスいいな」なんて思うこともありますよ。
そうゆう男性は、同性目線でも尊敬しますね。

では何故、香水をつけるのでしょうか?

「そんなの私の気分をアゲるため」
その気持ちもよくわかります。いい香りに包まれてると自信が持てますね。

香水の起源は諸説ありますが、ヨーロッパ貴族の体臭隠しのためという説を聞いたことないですか?

ヨーロッパではそもそも水が貴重で、お風呂やシャワーをそう浴びることできないから誤魔化すためだったんですね。
※この水問題は別記事にて。

そこから香水をつける、いい香りを纏う(まとう)ことは次の2点が垣間見えますね。
①自分自身をよく見せるため
②相手に不快感を与えないため

そう、この②が実は大事なんです。
香りを纏うということは相手への礼儀や敬意でもあります。
ご自身のアイデンティティを表すものなので香水選びは慎重に行わないと。

僕が10代、20代の頃はAbercrombie&Fitchな恰好ばかりしていたのでFIERCEばかりつけてました。

今の30代、40代の方はよくご存知でないでしょうか?w
一時期はAbercrombie&Fitchがある銀座6丁目の交差点一帯はこの匂いで溢れてましたね。
地下鉄 銀座駅から地上に出てお店を目指してると、向こうの方からAbercrombie&Fitchのマッチョな紙袋を提げた人々と共に、あの独特な香りがのってきましたね。

当時はあの香りに興奮したものですw

いまでもAZULの前を通ると、当時のAbercrombie&Fitchみたいだなーと思い出します。

そう、香りって印象に残るんですよ!
脱線してしまいましたが香りはイメージとなって人の記憶に残るんです。

だからこそ香りは大切にしなければなりません。
年齢によって似合う香りも変わってきます。

高校生がAbercrombie&FitchのFIERCE着けてたら可愛いですけど、40代半ばの中年のオジサンが纏っていたらイタいだけです。
(着けてる方いたらすみません。イタいのは僕です)

僕は歳をとるにつれ香水も変えています。
それは着ける場面にもよりますし、自分のイメージのセルフ・プロデュースでもありますし、相手に心地よく感じてもらいたいからです。

なるべく爽やかで、アルコール感が少ないモノを使用しています。
纏ってる本人は鼻が慣れてしまって1プッシュでも物足りなくなってくるんですが、他人は敏感です。
特に女性は。

なので先ほどから香水を「着ける」とせず「纏う」と表現しているのは正にソレです!

直接肌に着けると体臭や汗と混じってクドくなっちゃうんです。

僕の場合、空気中にシュっと1プッシュ。
液体が見えなくなるくらい空気と混ざったところでくぐるようにしています。

それくらいでいいんです。

日本は湿度もありますし、密室になる場面が多いからです。

欧米の方が直接浴びるように着けるのは空気が乾燥していて、香りがそこまで伝わりづらいからなんです。

しかも上質な香水は上品でナチュラルです。

何が下品かって?たぶんそれは香水に含まれるアルコール量や鮮度によるものでしょう。

香水もナマモノ。賞味期限だってあるんです。
何をつけていいか迷ったら、素直に女性に「自分に似合いそうな香水を選んでください」と
誘ってみてください。

女性の方も男性に同様に誘ってみてください。
結構イメージと違っていたり、距離をとりたくなる女性もいらっしゃいます。

非常に残念です。だって自分をよりよくするための香水が、かえってイメージダウンになってるわけですから。

「自分のイメージの香りを知りたい」って誘う。きっと新鮮なデートになりますよ。

ちなみに僕はこの3種類を場面によって使い分けています。

Hermes, Bottega Veneta, Santamaria Novella

そしてロクシタンのコレ。

香港のFour Seasons Hotelのアメニティはコレです。
ホテルのイメージとマッチしててファンになりました。

どれも決して安いものではないですが、それなりの価値があるのでオススメです。

香りは気持ちを落ち着かせてくれたり、高揚してくれたり素晴らしいものです。

そして香水より素晴らしい香りは本物の花、木、海、山といったリアルな自然の香りです。

自然の香りを感じてください。
それこそが日々の生活をより素晴らしいものに彩ってくれます。

最後に川端康成の『掌の小説』という小説集の『化粧の天使達』という作品に出てくる一節で記されている言葉を贈ります。

『別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。
花は毎年必ず咲きます。』

解釈は人それぞれですが、その花の香りが貴女を思い出させる魔法となるわけです。


乱文乱筆ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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