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夢を叶える場所【1】
ハンドメイドクリエイターのナオティです。
今日はわたしが運営している地域団体、『川崎区盛り上げ隊!』のことを書こうと思います。
2018年8月、川崎ママたちが「得意」を活かした手しごとでイベント活動し、好きなことを頑張り、“楽しい!”のパワーで街を盛り上げようというコンセプトで団体を立ち上げました。
具体的には
・ハンドメイドをやっているママへのお仕事支援(販売や、仕事に繋がる活動場所を作る)
・ママたちが好きなことを一生懸命楽しむパワーで街を盛り上げ、地域活性化へ貢献する
この2つが柱です。
活動拠点は神奈川県川崎市川崎区内。わたしたちが暮らしている街です。
毎月イベントやお祭りに出たり、自主企画したりしてこれまで、街のそこかしこを盛り上げてきました。
出店イベント数は年間約40件。
子育て中のお母さん達が家事と育児をしながらこなすレベルとしては相当高いのではないかと自負しています。
もちろん、自分たちの力だけでやってきたのではなく、たくさんの方々に協力いただき、教えていただきながらやってきました。
感謝しかありません。
いただいた御恩は、住む街にしっかり返していきます。
現在、メンバーは約30人。
子どもの年齢は様々ですがみんな「ママ」です。
ママたちの得意が仕事となり収入となることと、
そのやりがいや楽しさで、頑張るママたちのパワーは街を盛り上げると信じて活動しています。
と、ここまではいろんなところでお話ししてきたり、発信してきた話ですが、
今日はあまり話したことのない胸の内を書こうと思います。
長くなるので、2回に分けて書きます。
もし興味を持っていただけたなら、お付き合いいただけたら嬉しいです。
クリエイター活動の視点から、街について考える
わたしはハンドメイド作家として活動を始めてから、10年目になります。
結婚を機に神奈川県川崎市川崎区にやってきてからのことです。
途中で息子を妊娠・出産で、活動を休んでいた期間もありますが、
出産後、息子が5ヶ月になった頃、息子をおんぶしてまたイベントにゆっくりと、復帰しました。
ネット販売や、お店での委託販売など様々な販売の場にチャレンジしてきましたが、ずっと中心としているのはイベントでの「対面販売」。
自分が作ったものを自分の手から誰かの手へ、自分の言葉で魅力を伝え販売することにこだわってきたからです。
(サブ活動ではネット販売と店舗委託販売を今でもやってます)
対面販売はコミュニケーションを生み、会話は“楽しい”時間を作る。
人と人が出会い、コミュニケーションが生まれ、楽しい時間を共有するというこのイベントの場、これって地域活性化に繋がるのではないか?
ちょうど、息子を出産してから息子の生まれ育つ故郷となるこの川崎がステキな街であって欲しいと、街について考えるようになっていたわたしは、自分がやっているイベント活動が街に何か貢献できる可能性について考えるようになりました。
しかし、川崎区内に当時、主婦が個人の手しごとで出店できるような場がなかったように思います。
イベントもお祭りもいろいろあるけど、商店街だったり町内会だったり、「決まった輪の中の人たちでやっている」感があって、個人の入れる場所ではないと感じていました。
自分がそこにどうやったら参画できるのかも分かりませんでした。
その頃わたしが仕事としてとっていた手段は、都内や神奈川県内のイベントを探し、電車で2時間以内程度の場所ならいろんなところへ出向いて出店、という形。
過酷なことも、不況を感じることも、いろいろありましたが、それでもいつでもイベントは楽しく、いろんな人に出会える貴重な日々でした。
イベントで楽しい時間を過ごすたびに、「これを自分の住む街でできたらな」と、もどかしい思いをしたものでした。
コミュニティの必要性 きっかけはママ友
「自分が住む川崎区でイベント活動できたらいいな」も、
「息子が生まれ育つ故郷となる川崎区が良い街になるといいな」も、
結局は自分で何も行動していない、他力本願な思いでしかありません。
思いがあるならば、「誰かになんとかしてもらう」ではなく、自分が行動に移すべきだと思いました。
さて、自分に何ができるか?
川崎区で、子育て中のママたちが活躍できるようなイベントを、まずは何かひとつやってみたい。
やってみたら、次に何が必要かが見えてくるはず。
何もやらないで、自分には何もできないと考えるのは絶対イヤ!
自分の夢が焦りに感じ始めていた頃、息子が幼稚園に入り、わたし自身も『同い年の子どもを育てているママ』というコミュニティに入ることになります。
よそからやって来て川崎区内に友だちが居なかったわたしにとって、日常が大きく変わるきっかけだったと思います。
最初に仲良くなったママたちの中に、お裁縫が好きなママが居ました。
わたしがハンドメイド作家をしていることに最初に興味を持ってくれたのもその人でした。
「その人を巻き込めば自分の夢へ踏み出せる」というヨコシマな考えというよりは、純粋に、
「興味があるなら、一緒にやってみようよ!」という応援の気持ちが芽生えたのを覚えています。
今からほんの、3年くらい前のことです。
長くなりますので、次回に続きますね。