いまどきのインスタ映えウェディングに欲しいのは、アンニュイ感?
「ウエディングフォト」と聞いて思い浮かぶのはどんな写真でしょう?
Google画像検索で「ウエディングフォト」と入れると出てくるのはこんな感じ。
キラキラ、明るい、楽しい、、、そんな形容詞が似合う写真というイメージが強いと思います。
でも、最近インスタで見かけるウェディング(ブライダル)フォトはちょっと毛色が変わって来ているような気がします。
こちらはMYTHEL(ミセル)さんというウェディングフォトのサービスのもの。
(画像はMYTHELさんのインスタグラムより)
シャビー、アンニュイ、自然体といった表現が合うようなスタイリング。
スタジオではなく、自然の中でのロケーション撮影だからこそ出せる味なんだと思います。
こちらはthrobさんというところのです。(画像はthrobさんのインスタグラムより)
フォトグラファーさんが違うのは分かりますが、系統としては同じ系統かなと思います。
そして今、こういったアンニュイなウェディングフォトは、割とどこも予約で一杯のようで人気の高さが窺えます。
作りこんだ煌びやかさよりも、自然体なアンニュイ感ーー。
後者が好まれるようになったのは、バブルを知らない我々だからこそなのでしょうか。
(こういったちょっとゆるいものとか、ちょっと物寂しいものが好まれるのはウェディングフォトに限った話ではないと思います)
また、一昔前は、記念写真はスタジオで撮るもの、というのが常識だったと思いますが、「フリーランス」という仕事の仕方の広がりもあってか、最近はロケーション撮影が増えてきている気がします。
フリーのフォトグラファーにとっては、自然を舞台に撮影できるのは、スタジオを所有しなくて良いという利点がありそうです。(天候リスクは付き物だと思いますが)
あとは、同じウェディングフォトでも、式当日のフォトグラファーは結構キツイと当人から聞いたことがあります。
と言うのも、式当日はお客さんも沢山いて人の動きが読めない部分もありますし、とにかくハードスケジュールでバタバタ。
且つ、(建前上)一生に一度の日ということでエクスペクテーションもめちゃくちゃ高い。
気に入って貰えなかったときのハレーションが大きいと。
それらの点を鑑みても、「前撮り」というのはお客さんと意思疎通をとりながら撮り進められるので良いのかなと思いました。
巨額な大金をはたいて「式」を挙げることにこだわるカップルが減り、「映え」な写真を残すことを重要視するミレニアルズ~Z世代にとって、アンニュイな前撮りウェディングフォトの需要は高まっていくのかもしれませんね。