神社参拝の旅[戸隠神社篇]④宝光社
みなさんこんにちは。
前回の「火之御子社」の投稿から、なんと1年近くの時を経て…続きを書こうと思います(笑)
昨年、戸隠に行ったのが5/13〜5/15だったので、本当に1年経つ前に書き切りたい…!という焦りが再燃🔥
という訳で、今回は「宝光社(ほうこうしゃ)」です😊
⛩宝光社(ほうこうしゃ)⛩
《概要》
宝光社の主祭神は「天表春命(あめのうわはるのみこと)」で、中社の御祭神である天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)の子です。かつては、奥社にのみ祀られていたようですが、この場所に分祀されたとあります。
戸隠に親子で祀られているということになりますね。
天表春命はご存じない方も多いかもしれませんが、それもそのはず。古事記や日本書紀には出て来ず、『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』という日本の史書に出てくる神様となります。ニギハヤヒという神が地上に降臨する際に護衛として随伴した32神のうちの1柱となります。
(ニギハヤヒって名前になんとなく聞き覚えがある人…鋭いです😏そう、千と千尋の神隠し…ニギハヤミというのがハクの名前の一部に入っていますよね。明らかに意識して作られているアニメです。ニギハヤヒの話はまた今度…😏)
御神徳は、開拓、学問技芸、縫製、安産、女性や子供の守り神です。
《火之御子社からの道のり》
前回投稿した「中社」から「火之御子社」までの移動は、神道(かんみち)というほぼほぼ整備されていない山道獣道のような所を通って移動しましたが、「火之御子社」から「宝光社」への移動は神道を使わずに、道路を下りました。
「火之御子社」から「宝光社」までの道のりは、徒歩でおよそ15分くらいでしょうか。戸隠神社5社のうち、一番低い場所にあるのでどんどん下りまして、「宝光社」という看板が見えて来たところにとても綺麗な八重桜が咲き誇っていました🌸
やはり、式年大祭のタイミングは全てが整っています😌✨
《鳥居に美しい五色幕》
おそらくこれは、7年に一度の式年大祭であったゆえの施しだと思いますが、美しい五色幕が鳥居につけられており、美しく風にたなびいていたのがとても素敵で印象的でした…😌カンゲキ
この五色幕は、インドの五大や、中国の陰陽五行説というものに基づいていると思われますが、私はそこの辺り詳しくないので解説は省略します。宝光社だけが、このような施しをされていましたので、おそらく神仏習合の名残が5社の中では一番強いのではないかと思いました。
《270余段の石段》
これぞ神社オブ神社…という光景。そう、それは、何十段、何百段もの石段を登ると社殿があるという作り…!
《神仏習合時代の面影を残す社殿》
こちらの社殿は、''神仏習合時代の面影を残す荘厳な社殿''と、どこでも紹介されています。
戸隠神社5社のうち最も古く建てられたものだそうです。
寺院建築様式を取り入れた権現造りとなっています。
社殿にも、式年大祭のため五色幕がつけられ、特別な時に訪れたと言うことを自覚させてくれるお姿でした。
この社殿は、奥行きが深く、極めて例が少ない貴重な遺構となっている、と解説されています。尊い…✨✨
《狛犬様について》
はい、でました!私のフェチ!狛犬フェチでございます✨✨
ここを省略する訳にはいきません‼︎笑
中社のタイプとは全然違います(中社の記事も是非みてください✨)。
しっぽの様子をチェックするのはマストなのですが、後ろ姿を写真に撮っていなかったことに悔いが残ります💦
・「阿」形
・「吽」形
《境内社》
石段を登る途中に境内社がございました✨✨
歴史がありすぎてなのか、もはや境内社にどのような神様が祀られているのか…不明です…鳥居も祠も物凄く古く、古来よりそこに座す…連綿脈々と…ということだけが分かる有難き光景と神氣でした…。
境内社について詳しい方がいらっしゃいましたら教えていただきたいです。。
今回の記事は以上です。
1年経っても記憶に鮮明に残る所に行けたのは幸せです!✨
昨年、宝光社では、7年に一度、神と仏に出会う年として、特別に尊像を招集してご開帳していました…。
その様子を目にする、「御神坐回廊特別参拝」なるものを体験し、貴重な機会をいただきました。
神社に神と仏がいたこと、これについては、別の記事にてお話できたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうざいました🙏🏻✨