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インドの結婚式に行って来た②結婚式前夜

奇跡の2話目へようこそ!!!
(若干要領がわかってきたため、なんとか日を開けず完成)

インドの結婚式、っていうと
映画みたいに1週間踊りまくる💃💃💃、
とか

そういうイメージだったけど
実際には地域によってかなり違うらしい
(インドは広い!)



日本みたいに1日で終わらないのは共通っぽい

11月18日がウェディングだよ~

と、聞いてたのでそこだけ参加のつもり満々で行ったら

すでに、到着翌日

メヘンディというヘナタトゥーのイベントが有り
(↓メヘンディ記事はこちら)

そして、その翌日は新郎新婦の顔合わせ的儀式、があるという
友人でもある新婦の両親、マダムとマダムご主人がそれも誘ってくれたけど

いやー、新郎新婦の顔合わせ的な儀式に
親戚でもないのに、しかも外国人、行っていいのかい?

って聞くと

「ぜんぜん、ノープロブレム」だという

が、

長いフライトの疲れもあるからなー、と迷っていたら

新婦父「夕方からでもいいよ」

、、、えっ?

さっき、別のインドマダムが「明日は午前10時に会場に行く」って言ってたけど

夕方って???

午前から夜まで、1日じゅういったい何するのさ👀!

と驚きが隠せないが
何するか知らんが、もちろん1日じゅうなんて体力ないから

日中は自由に過ごさせてもらって
夕方からお邪魔することにする

で、

以下プリ(って言っていいのか?)ウェディングレポートをお送りします。




会場までの道がカオス

迎えのタクシーがやってきて
インド下町風なカオスを延々と走る
(昨日「明日の会場はホテルに近いから」って言ってたのは空耳だったのか?)

牛やら犬やら民家やら怪しげなマネキンがある用品店やら

昭和っぽい(昭和じゃないけど)駄菓子屋風な店やら洗濯ものたなびく路地やら


路地マニアにはたまらない風景(金網?に掲げられてる絵?写真?いったい誰なの?)
ボケ過ぎ、、、いや、イリュージョン加工と言っておこう


床屋?
サイド刈り上げが流行ってるらしい


ゴミの扱いは奔放


昭和の香りがする商店

ザ・インドの風景が続く細い坂道を登ったり下ったりすること小一時間

そして

会場到着

、、、えっ!!

※写真はGoogle map からお借りしました

このカオスに、突如この建物

こ、「忽然」過ぎる😱😱😱!


いろいろ新鮮過ぎる!!😂結婚式前夜


会場到着

え?ここ?

顔合わせって、レストラン個室とかじゃないの?

と、前方ステージに向かってずらりと椅子の並んだ会場にボーゼンとしてると

夫「あれ!海を割りそうな人いるよ!!」


海を割りそう、って😂


「この辺から割っていいか」
「まあ待て、そう焦るな」

そして
隅のほうにひっそりといた楽団が
とつぜん奏で始める
人々の注目が入り口に集まる

なんか始まるらしい!!

すると

海を割る人を先頭に

海を割る男の迫力がハンパない
追っかけカメラマンが常にいる
(なぜか高みの見物おじさん、約1名)


初めての共同作業は、新郎と新婦父
共に捧げもつ黄色い瓢箪みたいの、なんだべか

新婦父と新郎入場
その後ろには連なる親族一同

圧巻(ってほどでもないが)のステージへの前進


いよいよなにか儀式的なことはじまるっぽいね!


左から、新郎父、新郎、新郎母、新婦母、新婦父(海を割る人風だけど父です)
そしどなたか存じ上げない青い人

ワクワク✨️

新婦がいないけど
きっと、花嫁だけあとから華々しく入場するんだね!

とステージ上を見守っていたところ
なにごとかワサワサやっている、様子ではある

花嫁をむかえる準備だろか

いつの間にか増えている海を割る男たち
どうでもいいけど、カメラマン二人がイケメン

カメラマンが常時ステージ上の手前にいるもんで
何にしてるかよく見えん

「花嫁、まだかなー」

と会場入り口を振り返り振り返り、待つ

夫「あれっ!!花嫁出てきたよ」

えっ!?

「ステージの横から、すたすた歩いて。そしてもう座ってるよ!」

えー!?なんで!?

なになに、これってリハーサルなの?

そして

その後、なんの司会もなく
ステージ上では
海を割る男たちに何か渡したり渡されたり

席をあちらこちら変わったり
延々何事かやっている

そして、親族の皆さんはステージの横に控えている

、、、わけじゃなく

儀式(?)を見たり見なかったり、
ステージにいたりいなかったり、自由時間満喫中

会場の皆さんは、
というと

儀式を見守っている

、、、わけではなく

「あらー、ちょっとひさしぶりね~」

てな感じで、自由なコミュニケーションタイムを堪能してるっぽい

、、、な、謎すぎる

やっぱりリハーサルなのだろうか
だから開始の挨拶とかなかったのかい
(リハーサルにしては参列者が多過ぎるような・・・・😂)


 秘密の地下食堂

そうこうしているうちに
会場の人々が少しずついなくなりはじめた

あっ、そろそろ終わるんだね

もうみんな帰るんだね

おいおい
なんとなく始まったうえに流れ解散かーい😂

我々はまー、勝手にも帰れないし、ぼんやり席に座ってたら
何度もいろんな人に「下でごはん、食べたか」って聞かれる

あ、なるほどね

きっと下に軽食っぽいものが用意されてて
宴会場的な感じになってるんだね

じゃ、我々も行って、ちょっといただいてくるか

と階段で下へ降りる

へ?!

そこにいたのは

謎のテルマエロマエたち



そして長テーブルにずらりと横並びで葉っぱの上の何かを食す人々

長テーブルの間を、行き来するテルマエ・ロマエ達

どうやらテルマエ・ロマエ達は給仕的存在っぽい

こ、これは
、、、宴会場ではないことは間違いない

ど、どうしたらいいんだ?
空いてる席に座ればいいのか?

とうろうろしてると
親族A君に、もうすぐ終わるからしばし待つよう言われる

終わる?終わるって、何が?

ってはてなマークでいたら

ほどなく、食べていた客人たちがほぼ一斉に立ち上がり
去っていく

テルマエロマエたちによって
テーブルの巨大な葉っぱがかたづけられ、
敷いてある白い紙があたらしい紙に取り換えられる

GOサインが出て待ってた人々がぞろぞろと着席
困惑しながら我々もそれに倣う(間をあけず詰めて座るのは必須っぽい)

すると
巨大な新しい葉っぱと小さい水のペットボトルがそれぞれの前に置かれる

お友達になったインドマダムに食べ方教えてもらった

葉っぱ(バナナの葉っぱらしい、でかー)に水を少量たらし
全体濡らす

余分な水捨てる

そこへテルマエロマエたちが
ステンレスのバケツみたいのから

カレーやらごはんやら、
たまにせんべいっぽいのとかヨーグルトっぽいのとか

次々と葉っぱの上によそっていく

どうやら2、3品くらい葉っぱに乗せられたところで、食べ始めていいらしい

右手でいろいろ混ぜながら食べていく
とてもじゃないが、スプーン下さい、なんて言える雰囲気じゃないから、
唯一の道「郷に従う」を決行し
見様見真似で口に運ぶ

こ、これは!!
なんだろう

とてつもなくいい感じのものが
口に入ってきた感覚

天才シェフの超高級絶品料理を口にした、
「こんな美味しいもの食べたことありません!」
とかいう大袈裟なあの感じとは違うんだけど(食べたことないけど)

なんか、なんか、
これ、

めちゃめちゃめちゃめちゃめちゃ・・・・・美味しくないか!?

孤独のグルメのセリフをパクると
「ああ なんてことだ 食べ始めているのに さらに腹がへっていくかのようだ」

って感じだよ!

ヤバイ、美味しくて、食べ過ぎる


最後にはデザートっぽいものがきて😍

すごい甘いシロップにつかったドーナツみたいなヤツ
職場でもよくインドの人にもらう
小麦粉とかではないらしい

 何もかもが目頭押さえたい美味しさ
何もかも、っていうか、混ぜて食べるから
どれが、っていうわけじゃないんだけども
混ざった時に生み出される唯一無二の味っていうの?

なんかうまく言えないけども
出会ってはいけないものに出会ってしまった感じがする

たまに激辛のやつがあるんだけど

 手のひらを見せて「マテ」っぽいポーズをすると
葉っぱに乗せられない

けど

たまにうっかり「マテ」が遅れ、乗せられる

ホントは激辛チャレンジしたいけど
大量に持参した正露丸は、できれば未開封で持って帰りたいから我慢する


食べ終わって席を立つと

ん?
出口付近にこういう葉っぱと香辛料っぽいものが

これ、なんだ?

みんな、これを口に入れてモグモグしている

なんと、こうするとお腹壊さないんだって!!

インド人が辛さに強いのは
単に屈強な胃腸を持ってるから

とばかり思っていたら
密かにこんな知恵を駆使していたとは!

インド人、侮れないわー

もちろん我々もモグモグさせてもらった
葉っぱ感が強烈で、飲み込んでいいものとはとても思えなかったけど
皆、口から出してる気配はないから飲み込んでるんだろう

桜の葉っぱを食べる我々ができないはずがない!
と、ここで日本人魂を見せる
(桜の葉っぱは塩漬けで葉っぱ感薄だけども)

もう、白樺だろうか松の木だろうがプラタナスだろうが、
どんな葉っぱも飲み込めそう
(あの皿代わりのバナナの葉っぱは流石に無理だろうが)



ネバーエンディングストーリー


ごはんも頂き
(てか、宴会じゃなくて、本当にただの食事だった)

ついに終わりかな

食べ終わった人はきっと帰って行ったんだろう


思いつつ

会場に戻ったら

ちょ!みんな、まだいるわ!!!

だけど、なんだかステージがばらけてきて
儀式的なヤツは終盤な雰囲気は、ある

ん?
終わったのか?

「いやいや、今日はお疲れさんでした」
「いい感じに海も割れて、よかったよ」

終わったね、コリャー、今度こそ終了だね

お、新郎新婦と両親、終わりの挨拶タイムかな?

ン?


あ、、、挨拶じゃなくて、
最後に親族集合写真撮影ね

え?あ、別の家族ね

あ、次の家族ね

あ、お友達もね

・・・・・・・・

と、

入れ替わりたち、延々と続く撮影会
(どんだけ写真、好きやねん!と思わず関西弁)

で、

気づくと
いつの間にか、人は減っている

、、、、やっぱり流れ解散かーーーーい😂😂😂!!!


おまけ

いただいた儀式に使用したお供物のバナナ

そして
新郎新婦へのライスシャワー用お米
ようやく来た「ここぞというタイミング」で新郎新婦に張り切って米を投げたよ

すると

なんと
みんな米は投げないで、二人の頭に擦り付けていた😱!!

ええー!!聞いてないよ!!


そして

トイレの数にたいして、やけに多い手洗い場
鏡もないから化粧も直せないのに、何故に?

と謎に思っていたら

食後の手洗い場だった!!

考えたら
インドの人は手で食べるんだけど
その間ティッシュで手を拭いたり全くしないんだよね

食べ終わってから手洗い場に行くのが普通らしい

我々のそばには
常にウェットティッシュてんこ盛り
やたらゴミ増やす迷惑な人間であることに初めて気づいた瞬間😅

だから、こんな妙な場所にこうゆうのあったんだわ

外で待ってるドライバーさんやら使用人さんが食べた後使うっぽい

ちなみに、食べる前には誰も手を洗いに行ってる気配はない
常在菌への信頼度がハンパない

あー!!
インド 、面白過ぎる!!!😆✨

つづく

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