永住権を断念した事は人生の敗北だったのか?
世界中がまだコロナ禍の2021年3月10日に私達は7年間永住権を取得する為に踏ん張って生きて来た海外から帰国した。
相方のwork visaでまだ後2年は海外に滞在出来たし、近年厳しくなっている永住権申請に必要な英語資格のIELTS6.5を手にしたし、他の条件も満たしているので申請したらそのうち永住権が降りたかもしれない。
でも、相方は限界を超えていた・・・
永住権の為だけに、意味の無い仕事を我慢してやり続けた。
マネージャーとは名ばかり、意見を聞き入れてもらえない、無駄になる事は今までの経験から分かっているのに、毎年、毎日、同じ事をさせられる。
「娘にこの国の永住権を持たせて上げたい」との責任感の強さが相方をギリギリの精神状態まで追い詰めた。
ちょうど娘が地元の高校を無事卒業し「一人でここに残って学校に通うから、父さん母さん日本に帰って良いよ」と・・・
この7年間、3人4脚で異国の地で頑張って生きて来たけど・・・
そうだね、ちょうど親元を飛び立つ年頃だね・・・って事で、我々は子元を飛び立ち日本に帰国して来たのである。
さてさて、50歳過ぎた相方と50歳目前の私が人生再再スタート。
次なる夢に向かい歩き出した相方。
悶々と過ごしていた日々の唯一の精神安定剤は、自分の生きたい世界を創造する事だったから、その世界観を形作っていく土地を手に入れ、生き生きと邁進している。
どんな世界観かって?
「原人life」・・・・・一応説明を聞いたけど、奥が深すぎるのか、私の理解力が極めて低いからか、なんのこっちゃ・・・わからん。
面白い、実に面白い。
海外に住むと言う経験も面白かったが、また更なる原人wifeという経験が待ち構えている。
少々、お腹が一杯の様な気がしないでも無いが・・・
もうすでに始まっている原人wifeライフ、
永住権を断念した事で、また新たな世界観を見る事が出来るなら
人生に敗北は無い
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