「最高の瞬間」とは
お酒を飲んでると「あーいいなぁこの瞬間。」と思えることが時々ある。
今日はそんなことがあった1日だったな。
天王寺で目当ての展覧会を見終わって、「さてどうするかなー昼からHUBに行くのも良いけど・・・そうだ!」と思い向かったのは
以前、ハンガリーのフルーツブランデー「パーリンカを」仕入れたと聞いて友人たちと飲みに行った玉造にあるカフェバー「プラットフォーム」だ。
雰囲気が抜群に良くて、ソファーも座りが最高。
ゆったり過ごせるのであれからも何度か寄せてもらっている。
おあつらえ向きに鞄の中にはまだ読んでない本も入っているし、仮にお酒が出ないとしてもゆっくり読みながら過ごそうかと思い環状線に乗ってお店に向かう。
日曜日ということもあってか、お客は僕1人だったのだがかえって貸し切り気分が味わえてなんだか嬉しい
座り心地の良いソファーでゆっくりとまずはジャスミンティーを飲みつつ本を開く。
貸し切りの空間で1人で本を読み進みつつ、時々ジャスミンの香りでリラックスしながら過ごす時間は何物にも替え難い。
半分ほど読み進めた辺りでジャスミンティーを飲み切ってしまったので、次は何にするか・・・と考えつつ、その実オーダーは決まっていた。
そう、ここに来たらパーリンカだ。
先日のお店のツイートでサワーチェリーのパーリンカを入荷したと仰られていたので、それをいただくことに。
前に運ばれてきた瞬間から香るチェリーの濃厚な香り。
この「アーギャシュ」というタイプのパーリンカは最初にできたパーリンカに同じ果物(この場合はサワーチェリー)を漬け込むことでより風味や味を加えたものとのこと。
一口飲んでみてため息が漏れる。
美味しい・・・
香りもさることながら、漬け込まれたチェリーの風味が口から喉、鼻に拡がり一気に幸せな気分になれる。
これを一口飲んでは数ページ読み進み、また一口飲みつつ読み進む。
夕方に差し掛かり、窓からは夕日が差してきたがまだ陽は高い。
ゆっくり飲ろうじゃないか。
陽が高いうちからクーラーの聞いた空間を独り占めしてソファーに深く腰掛け、大好きなお酒を目の前に置いて、大好きな本を読む。
まさに「最高の瞬間」
と呼んで差し支えないだろう。
こういうことが楽しめるなら、いつも飲んでるミナミから少し離れてここでゆっくり過ごすのも良いかと思った暑い夏の日。