Break the spell
僕の職場は月初が給料日なので、そろそろまた飲みに出かけられるなと思っていた矢先の大阪におけるコロナの緊急事態宣言。
感染による影響が仕方ないとはいえ暗澹たる気持ちになるのも事実、加えて仕事柄「飲み会はおろか、不要不急の外出も従業員に求めるように」という通達まで行政から来る始末・・・
分かってる、分かってるのだけど
納得はできない
何に納得できないかというと、酒飲みという人種からすると
「馴染みの飲み屋さんに行けない」ということと「そういった飲食業の人達へ自分ができる援助の手段が少ないこと」だ
なんとかお金を落としに行きたいが、その地域へ出ることすら止められてしまうと気分もどんどん落ちていく・・・
そして、馴染みのお店へなかなか顔を出せないことへ非常に申し訳なく思ってしまうのだ
これを読んでくれているかどうかは分からないけれど、この場を使って
「行けなくて本当にごめん、なかなか力になれなくて本当に申し訳ない」と心の底から伝えたい。
新型コロナによる生活様式などが変容してしまって、それでも自分の中でなんとか好きなお酒の事やエンターテイメントのことを思っていこうと色々話をしたり、こうやってnoteも始めた。
でも、あれほど寸暇を惜しんで行っていた映画やバー巡りなども、正直な話今は心から楽しめるテンションになれない。
常に心の底に横たわる
「こんなご時世に、飲みに行っていいのか?映画とか行っていいのか?楽しんで良いのか?」
という自分の言葉(呪文)が自分を縛る
しかし、今これを書きながら思い出した
僕が普段身につけている指輪の内側に刻んだ言葉
「Break the spell」(意訳:「呪文を打ち破れ」)
これは僕の趣味の一つであるクイズでの場に臨むときのモットーみたいなもので「できない」や「勝てない」や「負けるかも・・・」といった弱気な自分を縛る言葉(呪文)を打ち破って勝負に挑めという気持ちで刻んだ言葉だ。(ちなみに元ネタは少年マガジンで連載されていた西山優里子さんの漫画「ドラゴンボイス」より)
そうだ、過度に沈む必要なんて無い
悪い呪文が時々心の奥から咎める時もあるけれど今こうやって色々なことが書けたり、色々な人と知り合うことが出来たのは間違いなくバーのお陰じゃないか。
バカ騒ぎをしに行くんじゃない、静かに飲むだけでもいい、マスターの愚痴も距離を保って聞こうじゃないか。
今は「打ち破る!」なんて派手にはいかないかもだけど「沈み過ぎずに、出来る範囲でお酒を、エンターテイメントを楽しみに行こう」と改めて思い直した次第だ。
色々と面倒くさい世の中になったけれど、それでも自分のお財布の許す限り自分の好きなお店には顔を出していきたい。
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