何年ぶりかに風邪をひく
先月末から今月あたまにかけて、何年ぶりか覚えていないくらい久々に風邪をひいた。
流行りのやつかもしれなかったが、もうスウェーデンでは誰も気にしちゃいないので、風邪を引いた時に通常こちらの人がするように、症状がしっかりと治まるまでひたすら家でゴロゴロしていた。
最後にこうして寝込んだのはいつだったけ?
出産後に、恐らく抱っこのし過ぎとその際の姿勢が悪かったのが原因だと思われるぎっくり腰になって以来かも。
あらっ、なかなか昔だわ。
そんなことを考えながら、久々の高熱に懐かしい感じがした。
ここ何年かは免疫に関するものや自然療法を用いている医師などの本を読んできたせいか、体調を崩したときの捉え方が全く変わった。
以前は、"体調悪くても仕事に行かなければならない" という思い込みがあったし、「なんで風邪なんてひいちゃったんだろう、はやく治らないかな」とも感じていた。
今では、風邪や体調不良で何かしら症状が出るのは、体が正常に機能しているから。
体内から不要なものを排除してくれたり、細胞が症状を起こす原因となっている菌と戦ってくれているのだ、と完全に認識が変わった。
そんなわけで今回の風邪の期間は、熱が出れば "おお~細胞が頑張ってくれてる!" と感謝したり、食欲がなければ "食べ物の消化にエネルギー使ってる場合じゃないよね。私はひたすら眠るから、あとはよろしく" と細胞にお願いしてみたり、食欲がないなんて頑張らなくていい最高のデトックスだわと思ったり。
びっくりするくらい大きな痰塊が出てきたときには、"私の体ありがとう!" とちょっと感動すらした。
味覚と嗅覚も少しの期間かなり弱くなり、これらの感覚があることのありがたさを感じた。
体も軽くなりスッキリしたし、時々風邪をひくのは悪いことじゃないなと思ったりした。