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【旅行#24】大自然の宝庫、初夏のアイスランド旅
こんにちは!留学中の旅行記も24回目になりました。こんなに続くなんて思ってなかったんだけどなぁ。でも留学中にいろんな国といろんな場所を旅行できて本当によかったと思ってます。暮らすように旅行することも好きですが、数を体験してインプットをすることも大事だと思うようになりました。予算も限りがありますしね。
というわけで今回は、北極圏に位置する神秘の国アイスランドに行ってきました。日程は2024年6月12日~6月15日です。観光に使える時間は2日半、空港泊をして宿代を浮かせています。
実は、私、入江亜季先生の漫画『北北西に曇りと往け』の大ファンでして。高校生の頃、たまたま地元の書店で表紙に一目惚れして以来、いつか行ってみたい!と常々思っていました。漫画も全巻擦り切れるくらい読みました。本当に大好きで、コペンハーゲンの書店で英語版も買いました。留学先としてはちょっと不向きかなーと候補地ではなかったんですが、こうして留学中に行くことが出来て本当に嬉しかったです。
思い入れが沢山アイスランド旅の記録を楽しんでもらえたら嬉しいです!
6月12日
CPH to Reykjavik via Oslo
コペンハーゲン空港からオスロ空港を経由して、アイスランド・ケプラビーク空港へ向かいます。直行便もたくさん出てはいるんですが、ちょっと値段が高すぎて経由を選びました。(片道5万はちょっとキツい……)オスロでひと息ついたあとは、特段大きな遅延もなく、アイスランド初上陸です。
アイスランドは公共交通機関があまり発達していません。そもそも鉄道がないことも少し驚きです。空港から市内へはタクシーに乗るFly busという短い間隔で運行しているシャトルバスに乗りました。片道3500円くらいします。高い。市内までは45分程度で、見慣れない景色に目を取られていたら、すぐに市内へと近付いていました。
漫画で見たような、苔と岩の国、という言葉の意味を理解して、これが北極圏の国か!とちょっとテンションがあがりました。バスはレイキャビク中心地の近くにあるバスターミナルに着くので、そこから中心地へと歩きます。繁華街は少し小高い丘の上にあるので、坂をかなり登りました。ヘトヘトです。遠くからでも教会が見えるので、迷子になることは無さそうです。一応ホテルの近くまで送ってくれるサービスもあるんですが、ケチって歩きました。
レイキャビク市内観光
Svarta Kaffið(スープ屋さん)
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移動でお腹もペコペコだったので、事前に調べてあったお店に行きました。バカデカパンをくり抜いて、その中にスープが入っている料理(?)をいただきました。パンの中身も付いてきます。6月とはいえ、外は少し肌寒いので、あったかいスープが沁みます。まずスープの量がとてつもなく多くて、だいぶお腹がタプタプでした。
パンをスープにつけて食べたり、お椀になっている部分をちょっと破いて食べてみたりしますが、なかなか減りません。付いてきたバターで味変するとまた違った美味しさでちょっとペースが復活しました笑。
残すのは良くない!あと値段も高いし!と思って、時間をかけて完食しました。おかげで夜までお腹が空かなかったので、意外と良いチョイスだったかもしれません。
Rainbow street
アイスランドは、2010年に同性婚を合法化した国で、LGBTQ+フレンドリーな施設も多く、偏見もかなり少ないLGBTQ先進国です。また、2009年に首相に就任したヨハンナ・シグルザルドッティル(Jóhanna Sigurðardóttir)は、アイスランド初の女性首相かつ、世界で初めて公的に同性愛者を表明した首相としても知られています。
そんなアイスランドの首都、レイキャビクにはレインボーストリートという道路を虹色に塗装してある場所が存在します。元々はプライドパレードのために一時的に塗装されたのがきっかけでしたが、現在は一年中塗装されたままになっています。アイスランドの多様性と寛容さを象徴する場所であり、人気観光スポットとなっています。
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実際に訪れてみて、教会まで続く道が全部虹色だと思っていたので、途中で塗装が終わってしまって少しびっくりしましたが、なんだか明るい気分になれる場所でした。そういえば、虹って海外だと6色なんですね。
ハットルグリムス教会
レインボーストリートから緩やかな坂を上り、辿り着いたのは、1986年に竣工したアイスランドを代表する教会、ハットルグリムス教会です。レイキャビク市街地の中心地、小高い丘の上にどっしりと腰を下ろしています。
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まず、特徴的なのはその外観です。玄武岩の柱(柱状節理)というアイスランドでよく発達している地形をモデルにしています。これは、火山活動によって形成される自然の地質構造の一つで、六角形をはじめとする幾何学的な形状の柱が並んだように見えるという特徴があります。アイスランドでこの地形が見られる場所として、ブラックサンドビーチがよく挙げられます。こちらも訪問したので、後々出てきますが、写真だけ貼っておきます。岩の感じが本当にそっくりです。
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さて、教会の内部に入っていきましょう。中に入るのは無料でした。物価の高いアイスランドでも、教会は良心的です。シンプルでモダンな雰囲気の内装に、重厚感のあるオルガンが設置されています。
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この教会は1000円くらい払うと(多分学生料金)、上にある展望台まで登ることができます。そこからはレイキャビクの街を一望出来ます。カラフルな屋根や壁、遠くの山が見えます。
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おもちゃのミニチュアみたいなお家ばっかりで、とっても可愛いです。この展望台には教会の鐘も設置してあるので、時間が被ると爆音の鐘の音を聞くことになります。私は運よく下まで戻った後で鐘が鳴ったのでセーフでしたが、あれを近くで聞いたら耳がやられちゃいそうです。
6月13日
この日は1日をかけて、アイスランドでも随一の人気を誇る観光コース、ゴールデンサークルを回るツアーに参加しました。ちなみに『北北西と曇に往け』の2巻では、このゴールデンサークルを観光するエピソードが出てきます。漫画とは逆回りなんですが、どちらのツアーもあるようです。
シンクヴェトリル国立公園
まず一つ目の訪問地は、このシンクヴェリトル国立公園です。2004年に世界遺産に登録されました。
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ここは、地球上で唯一、プレートの境界を地上で見ることのできる場所として知られる国立公園です。ユーラシアプレートと北米プレートがぶつかる場所であり、毎年2センチずつ2つのプレートが離れていきます。このプレートの境界の上に存在するアイスランドは、日本と同じく、地震や火山の被害を受けることもあり、同時に温泉や地熱発電のような恩恵を受けているのです。
聳え立つ岩壁を見ながら、アイスランド議会の始まりの地とされる場所まで歩きます。アルシング(Alþingi)という世界最古の議会がかつてこの地で誕生しました。設立はなんと西暦980年。そして、この公園の名前でもある「シンクヴェトリル」はアイスランド語で「議会の平原」を意味します。地理的な要素以外にも、歴史的にも深い意味を持つ場所なんです。
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歩くだけで地球のダイナミックさを感じられました。私は東日本の出身なので普段は北アメリカプレートの上にいますが、スウェーデンはユーラシアプレートの上にあります。それぞれのプレートが地球の反対側のアイスランドでまた出会っているなんて、地球はやっぱり面白いです。
ゲイシール Geysir(ストロックル Strokkur)
シンクヴェリトル国立公園を出て、バスにまたしばらく揺られます。続いてやってきたのは、日本語で間欠泉と呼ばれる、地面から熱湯が湧き上がる現象を見ることのできるスポットです。
バスを降りると、ほんのり硫黄の匂いがします。湯気が漂う方へと歩いていくと、小さな間欠泉がちらほらと点在していました。その水の動きだけでも面白くてカメラで何枚も撮っていたら、さらに奥の方で歓声がしました。
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この辺りの間欠泉で、最も活発なストロックル(Strokkur)が噴き出したようです。私と友人もそちらの方へと向かいます。5~10分ごとに噴出するので意外とシャッターチャンスがあります。
噴き出す直前に湯が蠢くのを見て、そろそろか!あ、違った、あ!、また違った、みたいなことを繰り返していると、湯が膨らんで大きな球が出来ます。そして、ゴゴゴという音とともにデカいのが来ました。
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さて、間欠泉は英語でgeyserといいますが、その語源はこのGeysirなんです。ストロックル(Strokkur)の隣にデカい水たまりがあり、それがGeysirとのこと。近くには立て看板があり、こんなことが書かれていました。
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“ゲイシールは休止状態にあります。噴出はめったに起こりません。”
まあいくら待てど暮らせど、噴き出るところが見れなかったらちょっとかわいそうですもんね。親切です。
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ゲイシールの噴出は見れなかったけど、ストロックルだけでも十分に面白かったです。本当に地球ってすごい。
グトルフォス Gullfoss
続いてやってきたのは、アイスランドを代表する滝の一つ、グトルフォスです。高低差の激しい滝で、最終的に峡谷の間へと流れていきます。
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上の写真でも左側の岩に人影が見えますが、滝のすぐ近くまで行くことができます。私もびちゃびちゃになりながら、同じところまで行きました。水量がすごいので、水しぶきというか小雨のような水を浴びながら近くへと歩いていきます。靴も服もびちゃびちゃです。
そんなこんなで見えた景色がこちら。とてつもない量の水が轟音と共に流れ落ちて行きます。この音も相まって、迫力がすごいです。
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足元がびちゃびちゃのツルツルなので、歩くのも一苦労です。岩の鋭さも相まって、転んだらあちこち切れちゃいそうです。
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ゆっくり足元に気を付けながら、元いた場所まで歩きます。その後階段を上って、駐車場とお土産屋さんのあるエリアに戻りました。
Secret Lagoon
本当はブルーラグーンに行く予定だったのですが、まさかの火山の噴火で有害なガスがブルーラグーン辺りに溜まってしまい、なんと入場不可になってしまいました。無念すぎる。お金は全額返金され、代わりとしてアイスランド最古の温泉と言われている、Secret Lagoonにやってきました。
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ぬるめのお湯が気持ちいいです。ゆっくり1時間ほど温泉を楽しみました。周りの岩影からお湯がポコポコと湧き上がってきます。かわいい。
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ケリズ Kerið
温泉でゆっくりした後は、この日の最後の目的地、アイスランド屈指の火山のカルデラ(火口湖)が見られる場所にやってきました。
バスを降りて、お椀の縁に沿って歩きます。湖の青緑色と火山岩の赤色が良いコントラストです。湖の近くまで降りていくこともできます。
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滞在時間はかなり短かったですが、自然のパワーを感じる素敵な時間でした。火口湖を見たのは初めてだったので、とっても楽しかったです。
6月14日
この日は、ゴールデンサークルの更に先、アイスランド南部を回るツアーに参加しました。お昼ご飯用にスーパーでサンドイッチを買って、バスに乗り込みます。昨日のツアーよりも参加者が多かったです。
スコゥガフォス Skógafoss
まずやってきたのは、スコゥガフォスというアイスランド南部に位置する壮大な滝です。昨日から滝ばっかり見てるな、という突っ込みは禁止です。
滝のふもとまで行ってみようと歩いて近付いていくと、案の定ミストがすこくて、またびちゃびちゃになりました。天気もあまりよくなかったので、寒すぎて震えましたね(笑)
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結局、ちょっと引いたところから撮る写真の方が綺麗なのでは?ということで、6月らしくお花を入れて撮ってみました。アイスランドを旅行している人たちは、とてもカラフルなジャンパーを着ているので、写真に人工的な鮮やかさが加わって、良い感じです。
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滝を上からも見ることができる階段があるんですが、時間がなかったので登ることは出来ませんでした。まあ私の場合、その階段を上ることができるほどの体力があるかどうか、っていう問題もあるんですけどね……。
ソウルヘイマヨークトル Sólheimajökull
続いてやってきたのは、人生初の氷河です。せっかくアイスランドに来たからには氷河が見たい!でもお金もかかるし、どうしようかと思っていた時に、ツアーの中に氷河が含まれているものを運良く発見したんです。ラッキー。
ソウルヘイマヨークトルは、気軽にアクセスできる氷河として人気があります。しかし、この数十年で地球温暖化の影響を大きく受けた結果、かなり衰退してしまったようで、駐車場から氷河の近くまで行くには15分程度歩く必要がありました。
川の横をてくてく歩いていくと、氷河の欠片が!!!それだけでテンションが上がります。氷の層の上に火山灰の層が重なっていて、他の場所では見られない独特な風景を見ることができます。
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もう少し先に進んでいくと、いよいよソウルヘイマヨークトルの最前面に到着です。イメージするような青い氷河の部分は少なく、大部分がうっすらと黒くなっていました。
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写真もたくさん取りましたが、黒い部分が目立つのであまり映えはしないなーと思いつつも、氷河に火山灰が被さっているなんて面白すぎです。写真で見るよりも、肉眼で見る方がとっても綺麗でした。
Vík village
お昼休憩に寄った小さな村。可愛らしい赤い屋根の教会と切り立った崖のコントラストが素敵でした。こじんまりとしたレストランやスーパーのようなショップの入った建物もありました。
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駐車場を抜けていくと、黒い砂浜のあるビーチが見えてきます。近くで見ても黒い砂で二回びっくり。
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ガイドさんによると、アイスランドの海は年中寒いので、泳ぐのは適していないそうです。ちなみに、このあと行くブラックサンドビーチは、写真の右側にある山の反対側に当たります。
草むらの中にはアイスランドのあちこちで見ることの出来る花、ルピナスが咲いていました。環境改善のために導入した外来種でもあるため、その取扱いにはアイスランド国内でも賛否があるようです。一面に咲く薄青紫の花たちはとっても美しいですが、世の中そんな一筋縄ではいかないものです。
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レイニスフィアラ Reynisfjara
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バスに乗って、山の反対側にやってきました。ここも黒い砂浜のあるビーチで、意外と砂が黒いことにも違和感がなくなってきました。(本当はこっちの方がブラックサンドビーチとして有名なんですが、先にVik Villageを見ていたので、なんかまた黒い……!くらいの気持ちでした。)少しキラキラとしていて、自然の凄さに驚かされるばかりです。
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かなり波が荒れていて、近寄り過ぎないように、とガイドさんに強く何度も言われました。Sneaker Waveというらしいです。過去に観光客が波にさらわれて、遭難する事故が何度も起こっているんだそうです。こわ。ビーチには波の危険度を示す電光掲示板もありました。確かに近くに行ってみるとかなり波も高く、ちょっと怖かったです。何度か大きな波が来たので、走って逃げました。
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運が良ければパフィン(注:アイスランドの象徴的な鳥)が見れるよ、と言われていたんですが、残念ながら見ることはできませんでした。
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セリャラントスフォス Seljalandsfoss
ツアーの最終目的地、滝の裏側に行けるのが売りの滝です。そして、『北北西に曇りと往け』5巻で、慧がシグルーンと来た場所でもあります。風向きによってミストが全身に降りかかります。晴れている日の午後は、虹も合わせて見ることができるそうです。私もなんとか見ることが出来ました。
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時間もありそうだったので、滝の裏側まで行ってみることに。水飛沫がすごくて、再びびっちゃびちゃです。
でもこの景色!!!滝の裏側に来る経験はさすがに初めてで大興奮。細かい水が滝壺へと吸い込まれていきます。
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漫画ではさらに奥の方の滝(グリューブラブイ(Gljúfrabúi))にも行っていたんですが、時間がなかったので私は行くことができませんでした。ツアーに参加すると各スポットの滞在時間を制限されるので、それだけちょっと不満でした。次は絶対国際免許証を持ってきます。
Reykjavik to CPH(空港泊)
これにて、アイスランド観光は全て終了です。ホステルに荷物を取りに行って、少し休憩してから、空港へと向かいます。
このあとは帰るだけなんですが、例によって空港泊をしたので少し体力のいる日でした。以前バルセロナで空港泊した時は、保安検査を抜けたあとのエリアで寝ることが出来たのですが、アイスランドの空港では保安検査前の普通のロビーで寝るしかなく、少し困りました。スタッフに24時間営業のカフェがある、と言われて行ってみたら、12時すぎにクローズだから出てって、と言われてさらに混乱。椅子もそこまで多くなく、争奪戦でした。
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朝4時ごろ、保安検査が再開され、早めに中に入りました。そのあとも少し仮眠を取りつつ、飛行機に乗り込みました。
6:25発の飛行機に乗り、3時間のフライトを経て、コペンハーゲンに帰ってきました。時差が2時間あるので、3時間のフライトを経て、既に時計は11:40になっていました。飛行機に乗り込んだ瞬間、爆睡だったので起きたらコペンハーゲンに着陸していて、余計にびっくりです。
まとめ
以上、弾丸アイスランド旅でした!スウェーデンと同じように、アイスランドも高校生の時から憧れていた国だったので、今回訪問することが出来て、本当に嬉しかったです。
観光をしていく中で、『北北西に曇と往け』で慧の祖父のジャックが言っていた台詞を思い出しました。
人の命を守るのは柵じゃない
人の判断力だと
厳しい土地に生きる者は知っている
漫画の通り、どんな観光地にも、そこがどれだけ危険であっても、そこには簡素な柵や木製の道があるだけで、日本だったら考えられない光景でした。日本だったら、危険な場所の傍には絶対頑丈な柵や溢れんばかりの注意書きが並べられていたと思います。改めて、自然と、その土地へのリスペクトを忘れずに生きていたいなと強く思いました。
『北北西と曇に往け』がいつか完結したら、再訪したいです。帰国した後、最新刊を読みましたが、物語の行く末が楽しみで仕方ないです。
それでは!