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【旅行#11】フィンランド&バルト三国旅行③・リガ編

今回は2024年1月7日から14日までヘルシンキとバルト三国を周遊していたので、そのなかからラトビアの首都・リガ編をお届けします!

前回のエストニア・タリン編はこちらから!


1月11日

Riga airport to Old town

タリンと同じくらいの規模感で、日本人が想像する空港のサイズよりは比較的小さめのリガ空港に降り立ちました。市内へは空港の中でバスのチケットを買って行くことに。券売機があるわけではなかったので、スタッフの方から直接買いました。

ラトビア国立図書館

旧市街やレンガ造りの建物の多いイメージでしたが、こんなモダンな建物もあると知り、行ってみることに。中にも入りたかったんですが、開館時間よりも前だったので外側だけ見ることにしました。晴れていたこともあって、鏡面になっている外壁がとても綺麗でした。

面白いシルエットでした

リガ中央市場

マーケット内は大きく分けて、野菜や鮮魚コーナー、加工品コーナー、工芸品コーナーに分かれています。リガの物価はスウェーデンや日本よりも低く、ルンルンで買い物ができました。美味しそうなケーキがあったのでついつい食べてしまいました。ケーキとコーヒー併せて、500円以下の破格の値段です。

お店の方がよく声を掛けてくれます

工芸品コーナーでは、バルト海名産の琥珀を使った土産品や絵葉書、よく分からない靴や生活雑貨などもありました。マーケットはその国の特徴が出るのでとても面白かったです。

聖ペテロ教会

旧市街に戻り、まずは塔のある教会へと向かいました。良い天気のうちに高いところから街を一望しようと思い、やってきたところ、風が強すぎるのでエレベーターを止めていると言われてしまいました。中に入るだけでもお金がかかるのでどうしようかと少し考えていると、少し風が弱まったので今なら乗れるよ!と言われ、ラッキーと思いながら塔の上へ。

めっちゃ綺麗

景色は文句なしの百点満点だったんですが、風全然弱まってないじゃん!というレベルの暴風が私を襲います。小さな子供なら飛んで行ってしまいそうな風の強さでした。360°ぐるりと景色を堪能して、すぐに下に降りることにしました。教会の内部も荘厳で素敵でした。

自由の記念碑

旧市街の外れの方に自由の記念碑が建っています。ラトビアの独立、自由、主権の象徴として大切にされています。とても高いので遠くからよく見えます。エストニアでも感じましたが、バルト三国はソビエト連邦から独立し、獲得した自由を誇りに思っているんだなと強く思いました。

車も通るので轢かれないようにご注意ください

スウェーデン門

スウェーデン統治下に作られた最後の門ということで、観光地の一つとなっています。旧市街エリアに現存する唯一の城門です。城門という言葉で想像する厳ついものとは少し違いますが、街の中にひっそりと佇んでいます。

門の上に人が住んでるって不思議な感じ

普段スウェーデンに住んでいる身としては、なぜこんなところにスウェーデンの名を冠した門が?と思うのですが、バルト海を挟んで対岸の国ですし、かつてのスウェーデンの支配力の強さを感じました。

猫の家

観光地というほどか?という疑問はさておき、屋根の上に猫ちゃんのモニュメントがちょこんと乗っています。かわいい。

かわいい

猫をモチーフにしたお土産が沢山売られていて、なぜ?と思ったら、ここの猫が元ネタだったようです。結局何も猫っぽいお土産は買わなかったんですが、お茶目な意匠だなと思いました。

三人兄弟

リガは不思議な名前の観光スポットが多くて面白いですよね。ここは三人兄弟という名の三つ並んだ建物です。それぞれ建造された年代が異なっていて、一番右の建物が最も古いようです。それぞれの建物からリガの様子を窺い知ることができます。真ん中の建物だけ中に入れるので、入ってみたらちょっとした博物館のようになっていました。とはいえ、英語の説明はゼロ。何も読めなかったので、展示されていた図面だけ取ってその場を後にしました。

外壁の色がかわいい
なーんにも読めなくてちょっと残念

リガ大聖堂

どこの街や国にも大聖堂があるのが不思議だなと思っていたのですが、冷静に考えたら日本の神社だってあんなに沢山あるわけなので別に変なことではないのでしょう。時間がなかったので中には入らなかったんですが、入場料がかかるようです。神社に入場料が要るって考えたらちょっと変な感じです。

大聖堂なので多分ここら辺で一番立派なのでしょう

ブラックヘッド ハウス

最後にやってきたのは、独身男性の商人が集う場所として建設されたギルドハウス、ブラックヘッドハウスです。外装も豪華絢爛なもので細かい装飾の施された彫刻が何体も飾られています。また、外壁にある時計もかなりの手の凝りようです。

すごい

外壁に引けを取らないほど、内部も豪華です。まるで宮殿のような力の入りようです。これはそれだけ彼らが栄えていたということでもあるのでしょう。宝飾品の展示もあり、細かく繊細な銀細工なども飾ってありました。

豪華絢爛とはこのこと

そして、驚きだったのがこの場が外交の場としても使われていたということです。各国の首相や王族が訪問した写真が飾られているスペースがあり、そこにはなんと、上皇陛下と上皇后陛下の写真も。

初めて見つけたときビックリしすぎて二度見した

思ってもみないところで日本とリガの繋がりを知ることが出来ました。他の部屋もとても装飾に凝っていて、とても面白かったです。オススメです。

1月12日

Riga to Šiauliai

この日も早起きでした。更にバルト三国を南下し、三つ目の国リトアニアへと向かいます。旧市街エリアからすぐのバスターミナルからシャウレイ行きのバスに乗り込みました。おおよそ国境を超えるとは思えないマイクロバスで、十字架の丘のあるシャウレイへと向かいます。

真っ暗

国境を越える際、国境警備隊の方にパスポートをチェックされた時が一番緊張しました。私は既に日本のパスポートでEU圏に滞在できる3か月を過ぎていたので、追加でスウェーデンの居住許可証も併せて提示するよう求められました。(EU圏の居住許可証があれば、国境間の移動はEU圏の市民と同じ扱いになります。)普段はパスポートだけで済むことが多いので、その厳重さに驚きました。2時間半ほどバスに揺られた後、シャウレイに到着しました。

まとめ

エストニアまではアジア人をよく見かけたのですが、ラトビアでは本当にアジア人を見かけなかったので久々に自分がヨーロッパにいるんだなということを実感しました。普段はアジア人も一定数いるLundに住んでいるので、自分がマイノリティであることが少しもどかしいなと思いました。何か特段危ない目に遭ったというわけではないのですが、なんとなく治安が良いわけではないのだろうという感じがしました。中世の雰囲気と名残のある建物や街並みはとても面白かったです。食べ物もおいしいものが多くて、エストニアまで来ることがあったら足を延ばしてみるのもいいかもしれません。そして何より物価が安い!久々に値段を気にせず、食べたいものを食べることが出来て嬉しかったです。

以上、ラトビア・リガ編でした。次はリトアニア編に続きます。更新次第、リンクを下に貼っておきます。

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