名付けて衣類手記第13話【ありがちASD】
どうも衣類です、今日は居間っぽい絵を描いてみました。
さて内容を自閉症ネタあるあるに戻そうと色々考えていた昨今。
話すと信仰告白になっちゃうからね、このブログごっこの本筋に戻ろうか。
ASDのあるあるから、少し自分のことを分析してみようという回にしてみることに。
ASD(自閉症スペクトラム障害)にありがちという、一番の特徴はやはり「シングルタスク」ではないだろうか。
ADHDでは、様々な事に興味を持ちいっぺんにやることができる人もいる、実りあるかはともかくも。
しかしASDの特徴は、興味があってもそれを一度にやれるという人は少ないのではないだろうか。
一つの物事に集中しないと、行動するのがままならないという特性だ。
これは長所にもなりえるけど、基本的にはマイナス点だ。
仕事においても、1の作業が終わる前に2の作業が始まってしまう、などの作業の前後があるとたちまちフリーズしてしまうし
自分に置かれた現状を考慮すると、どんなにやりたい事があっても「どうせ同時にはできないし」と諦めざるを得ないこともしばしば。
僕も一度、表現で生きていきたいと強く願ったことがある。
そのために学生時代は、演技指導に青春を費やしていったが
卒業し社会に出ると、生活の為の仕事と夢である表現の世界が両立できずに、演技をやめてしまった。
それ以降、生活の為の仕事が一番大事だと思い、様々な事を諦めた。
代わりに、稼いだお金で補える欲望は補っていった。
とはいい、世の仕事というのは順序が狂う事なんか当たり前に起こる。
労働するとは世の理不尽にさらされ続けることなので、こういった特性を持つ僕らASDは当然人よりもストレスがたまる。
そうして体を壊し、仕事もできなくなり、お金で補えていた欲望も補えなくなっていくのだ。
とすると、シングルタスクの特性が強いASDと共存しつつも夢なども持って生きるにはどうするのがよいか?と考えてみた。
身もふたもない結果しか出ないが
① 障害年金やら生活保護やらの範囲内で生活できる力を身に着ける。
② その後やりたいことへの勉強を始めたり、学習できる施設を利用する。
③ それで稼げるレベルになったら、それを仕事にする。
稼げるレベルに至らないならその勉強を趣味にして生きていく。
この順番でやっていけば、一度に全部着手しなくても順番にクリアしていければ、共存できないだろうか。
なお僕は今それを実践しているところである。
シングルタスクで苦しまず、かつ自己表現ができるように
向こう数年は支給される障害年金の期間中に、節約術や生活能力を身に着けている。
そしてそのあとは、自己表現や創作を主な活動とする事業所へお世話になって、自分がどのレベルまで自己表現を高められるのかを試してみるのだ。
結果、稼ぐことが出来なくても生活能力は①の段階で培っているので、すぐには困ることはないだろう。
どんな結果が待っているかは、これからわかること。
それもまた記事に書いてみようと思う。
まずはチャレンジ。