名付けて衣類手記第7話【加齢っていいな】
久々の更新になりました。
背景イラストがないので、なんか騎士と女性の抱き合うロマンチックを目指したイラストでも載せてみるとしますか。
某MMORPGにはまっている影響です。
いいですよねRPG、経験値が目に見えますから。
経験値の話の延長ですが、僕は加齢が嫌いじゃない。
一年ごとに、今の自分が一番いいと感じるし、なんなら毎日今が一番いい。
それは人生の経験を積んだという事なので。
若い頃は赤ちゃんの泣く声や子供の「ギャー」がものすごく苦手で、聞くたびパニックを起こしていた。
だが日々老いる……、つまりその体験を重ねていくうちに耐性がついてきた。
「あぁこれこそ経験値だなぁ」と実感する。
今では子供がある程度泣こうが騒ごうが「おーおー元気だ」と聞き流すくらいには成長できた。
まぁ成長するにも、そこまでがどちゃくそ長いんだけどね!
なんかこう歳を取るって、いい意味で摩耗している感じ。
価値観がまろやかになるというか、感覚がマイルドになるというか。(鈍っただけかもしれないという)
今まで気になったり恐れていた大半のことが、心の底からどうでもよくなる。
すなわち自己防衛にもなってくれるのだ。
このまま悩みのすべてがどうでもよくなればいい、という訳で毎年喜びをもって老いています。
寿命も減ってくれるしね。
ついでに話すと、僕は若い頃に自殺未遂的なことを繰り返すような奴だった。
……自閉症スペクトラム障害の人がみんなそうとは思わないけど、辛い二次障害に苦しみながら生きているのだから大なり小なり希死念慮を持ってる人はいると思う。
しかし僕はようやく気が付いた、人生は一日生きると一日分の寿命が減るのだ。
つまり死に近づいているんだ、老いる事はもはや僕にとっては死の救済があっちから近づいてきてくれているって事でしかないのだ。
今は苦しいかもしれないけどちゃんと最後には死なせてくれる。
何をしてもしなくても辛いんだったら、死ぬまでの期間でやれることを自分なりにやってみればいいんじゃね?
そう感じられるようになった今では自殺未遂がすっかりなくなった。
こういう経験値の積み方もいいと思う今日この頃。