「母」について
以前、「自分の母」について、あるいは「自分と母」について記事を書きました。
その時は、結構ネガティブな内容だったのですが…
今回は「自分が母になること」について書きます。
小さい頃、一番最初に発した「夢」は、
「お母さんになること」でした。
男の子なら「ウルトラマン」、
女の子なら「セーラームーン」(世代がばれる)
というように、ただ好きだから、私もなりたい、という感覚でした。
そのくらい、お母さんが好きで、お母さんがすべてだった時代がありました。
でも、自分に「母性」はあまりなかったような気がする。
自分より小さい子を可愛がる、面倒を見るということはあまり積極的ではなかったような気がします。
24歳で就職して、翌年。
当時は彼氏もぜんぜんいないし、結婚なんてするのだろうか、でもしてみたい気もする、と、
アラサーにさしかかる女性らしい、ぐらぐらした悩みを持っていました。
職場のレクリエーションとして開催されたBBQで、職場の同僚たちが家族を連れてきていたのです。
子供達は、小学2年生を筆頭に、生まれたばかりの0歳児まで、10人まではいなかったけれど、そのくらい、走り回ってキャーキャー遊ぶくらいの人数がいました。
私は、兄弟もいないし近くに小さな子供がいた経験も少ないから、
子供がこうして遊んでいる姿を見るのはとても久しぶりでした。
そしてそれが、かわいい…。
なんだか理由はわからないけど、子供かわいいな、いつか自分の子供欲しいな、と実感を持って思えたのが、この日でした。
25歳、年齢的にもちょうどいい。
そして、31歳で結婚して転職、今32歳です。
妊活しようとしているけど、なーんにも考えずにするっと妊活できる世の中になればいいのになあ、と思っています。
ちょうど25歳くらいの時に、子宮内膜症が発覚して、ピルなど生理を止める(排卵を止める)薬を長く飲んでいます。
生理痛も抑えられているけど、妊活するとなったらもちろん薬をやめないといけない。
そうしたら、またあの生理痛と付き合わなければならない…。
仕事しながら、ちゃんと耐えられるだろうか。
そもそも、転職してすぐに妊活とか妊娠とか…いいんだろうか。
制度上の問題もあるけど、自分の人生の選択肢が、あるようでいて、自由度はそんなにないのかも。
休めればいいとか、そういうことでもない。
仕事を変えたおかげで、悩み事はかなり減ったけれど、当然ながらゼロになるわけじゃない。
でも、子供欲しいなっていうタイミングで、あんまり悩まない世の中の方が、いいなあ笑
全てが自由に選べる世の中ゆえ、産むとなったら計画的に、責任を持って(自己責任)、理由をはっきり持って、というハードルが課されているような気がしてしまう。
まずは授かるかどうか、からなんだけど、その準備の段階で壁が高い。
悩んでいる人はきっと他にもいるはずだよなあ。そういう人と、話をする機会もあったらいいなあ。
男性優位の職場なのでなかなか当事者同士の話は難しいです。
でもSNSとか、noteとかで繋がれる方はいるかも。
考え続ける、書き続けることで何か生まれたらいいなと思います。